北京の絹人形は北京ならではの伝統的民間芸術品であり、1千年以上の歴史を持つ絹人形は糸絹をメインに作られた民族手芸品です。
美術人形の一つである絹人形は、中国民間物語に登場する歴代の仕女、演劇人物や民族舞踊のスタイルなどをテーマに作られたものです。職人たちは手の込んだ彫刻や色絵、衣装、道具、頭飾りといった十数の段階の工程を経て、生き生きとした立体感のある人形を作り上げます。頭の先から足の先まで、中身から外見まですべてが高級な天蚕糸や絹でできているから、「絹人形」と呼ばれるようになったのです。

絹人形 [tuchong.comより]
北京の絹人形の工芸は中華民族従来の芸術文化を広めると同時に、中国伝統的な民間工芸・技術の悠久たる文化の具現化にもつながっています。中国民間工芸美術史を研究する際に必要不可欠な内容となっています。
(情報提供:北京観光サイト)