第10回朝陽国際人材創業大会(ITEC)イノベーションサミットが3月25日に北京で開催された。「国際人材を誘致し、デジタル経済のイノベーションを図る」をテーマにした今回のサミットでは、グローバル創業コンテストの表彰式及び展示、基調演説などの一連のイベントが網羅的に実施された。

朝陽区が創業大会を開催するのは2023年で10年連続となり、過去10年間で世界39の国と地域から4万人以上の起業家、8000余りのプロジェクト、数百の著名なベンチャーキャピタル機関が参加している。今回の大会は、「朝陽海外人材創業大会(OTEC)」から「朝陽国際人材創業大会(ITEC)」にグレードアップし、サービス範囲を海外人材から国際人材に拡大し、機能をプロジェクトの実行支援から全要素のイノベーション・創業エコシステムの構築にバージョンアップした。
中でも、グローバル創業コンテストは、朝陽国際人材創業大会における重要なイベントであり、今回のITECグローバル創業コンテストは、2つの部門に分けられ、特等賞・一等賞・二等賞・三等賞・優秀賞の5つの賞が設けられ、39の国と地域から1000余りのプロジェクトが集まった。5カ月に及ぶ激戦の末、合計73のプロジェクトがグローバル決勝戦へ進出し、最終的に、特等賞1名、一等賞2名、二等賞4名、三等賞8名、優秀賞30名が選ばれた。受賞プロジェクトは総じて、高い国際化レベル・高い成長潜在力・強力な起業家チームという3つの特徴を備えている。

現在、朝陽区はデジタル経済の核心エリアの構築に全力で取り組んでおり、デジタル産業化と産業のデジタル化との連動的な発展を加速させ、多元的かつ多面的なデジタル経済のエコシステムを徐々に構築しつつある。この戦略的位置づけに基づき、今回のITECでは、デジタル経済というテーマと緊密に結びついた一連のイベントが創出された。グローバル創業コンテストには、「4+X」の部門(次世代情報技術・人工知能・デジタルセキュリティ・デジタル文化の4つの主要産業部門と、メタバース・位置情報技術・医薬・ヘルスケアなどの特色あるテーマ部門)が設けられ、地域の著名なヘッドカンパニーと連携して、産業革新・ブランドづくり・産業クラスター構築といった面で共に取り組み、デジタル経済の新産業・新業態・新モデルの育成を加速させることに貢献している。

(情報提供:新華網)