北京証券取引所が2021年11月15日に正式に開業した。今月11日現在の上場企業は123社。うち中小企業は77%、民間企業は86%で、8割以上が戦略的新興産業及び先進製造業に集中している。49社は国家級「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」小巨人企業で、平均的な研究開発強度は5.4%と、イノベーションの特徴が鮮明だ。今年第1−3四半期の北京証券取引所上場企業の売上は前年同期比33.25%増の732億700万元、純利益は19.43%増の69億2600万元で、旺盛な発展の活力と強靭性を示した。北京証券取引所は現在すでにイノベーション型中小企業の重要な資金調達の場になっている。

北京証券取引所の「テコの効果」が効果的に発揮され、新三板の活力と魅力が大幅に上がった。数を見ると、10月31日までの年内の新三板新規登録申請企業数は321社で、前年同期の4倍にのぼっている。イノベーションを見ると、新規登録申請企業の直近1年の平均研究開発費は1515万9900元で、既存の登録企業の平均水準を約9割上回っている。

開源証券北京証券取引所研究センター責任者の諸海浜氏によると、中国の「専精特新」小巨人企業の多くがまだ上場しておらず、北京証券取引所と新三板が主な受け入れ先になる。北京証券取引所の上場制度とハードルは創業板や科創板よりやや低く、年間純利益が2000−5000万元の「専精特新」小巨人企業の上場・資金調達に適している。同時に新三板登録満1年の「創新層」企業の申告が必要なため、企業の規範化に有利で、上場の全体フローがより明確になる。

北京証券取引所の発展への支援は、中小企業のイノベーション発展を支持する国の決意、資本市場の制度革新及び手配貫徹の執行力を示している。また資本市場が中小企業のイノベーション発展をより良く支持する「中国のプラン」の重要な実践でもある。説明によると、北京証券取引所は上海証券取引所及び深セン証券取引所と共に、資本市場が中小企業のイノベーションにエンパワーメントする大きな力を形成する。実体によるイノベーション・創業の大きな原動力を引き出し、中国経済の高品質発展を促す。