北京市通州区政府はこのほど、3カ年行動計画(2022~2024年)を印刷・配布した。同行動計画では、商業ブランドの育成プロジェクトを実施し、商業地域の発展に向けて新たな活力を引き出し、新型消費の商業地域を構築するほか、従来の商業地域の質的向上とグレードアップを加速させ、各種ブランドの初出店と初公開を支援し、夜間経済のブランドモデルと活気あふれる地域を作ることを提案している。
北京市副都心 写真提供(tuchong.com)
運河商務区にある遠洋楽堤港ショッピングセンターは2022年内に開業する予定。同行動計画では、遠洋楽堤港のほか、新光大センター、富力広場などの商業施設の建設と運営を加速させることを提案している。また、ユニバーサル・北京・リゾートをめぐり、副都心は科学技術、レジャー、エンタメ、商業の機能を一体化した文化観光のための複合施設を構築し、「運河+ユニバ」という国際消費体験区を建設する。
一部、従来の商業地域では質的向上を実現しようとしている。九棵樹商業地域では、地域住民の日常消費ニーズを満たす地域レベルの生活圏を形成する。北苑商業地域では、副都心の活気あふれる現代商業地域のハブを構築する。国泰百貨店、武夷華聯ショッピングセンターなどのモールが転換・グレードアップされる。
運河商務区と特色ある商業地域などのエリアでは、中国国内外ブランドのアジア初店舗、中国(本土)初店舗、北京市初店舗、通州区初店舗の誘致と開店を加速させ、世界的なレベル及び影響力を持つブランド消費の人気エリアを建設する。
国際レベルをベンチマークとして、副都心は「夜の北京城」という特色あるランドマークとなるユニバーサル・シティウォークを作り上げる。九棵樹東郎映画創意産業パーク、宋荘小堡などの地域で飲食・レジャー・エンタメなどの業態モデルを革新し、北京華聯、領展ショッピング広場などのショッピングセンター内の深夜食堂の発展を支援し、運河商務区内の地下及び地上空間を活用して夜間経済地域、夜の運河遊覧の消費地域を構築する。(情報提供:北京日報)