現代都市の美しさ、それは夜にこそ際立つもの。折角の北京観光、北京の美しい夜の姿を体験してみませんか。この北京夜間観光ガイドをぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
什刹海
什刹海沿岸、北京市内最も大きく、かつ歴史的建造物の保存状態の良い歴史をメインとした観光街区であり、内城で唯一広い水域がある開放型観光地であります。「北部の水郷」とも呼ばれ、古都と文化の源であり、民俗・レジャー、歴史、ファッションを楽しめる名所です。
多くの観光客が訪れる夜の什刹海、朧げな月明かりと照明のもと映し出される絶景、うっとりすること間違いありません。

(写真提供:VCG)
銀錠橋
什刹海の前海と後海の交差点には、南北に跨ぐ漢白玉石の橋があります。明代初期、銀元宝を逆さにしたような木製の橋だったため、「銀錠橋」と呼ばれました。その後、木橋は単孔式石造アーチ橋に改修されたが、以来、「銀錠橋」という名称が使われています。
夜の銀錠橋に立つと、水の波、灯り、水面に映る岸の建物や木々、そして岸を行き交う多くの観光客の姿を見渡せます。
所在地:北京市西城区前海后海の境界付近(地下鉄什刹海駅A2北西出口より徒歩250メートル)
老舗の美食:銀錠橋隣に位置する老舗「焼肉季」、「慶雲楼」
焼肉季は羊肉を秘伝の香辛料に漬け込んで処理してから焼き上げ、時折卵液をまぶすという中国伝統的な調理法を採用しており、焼き上がった羊肉は脂っこくなく、とても美味しいです。
慶雲楼はかつて北京で初めて山東料理を提供したレストランで、歴史的にも非常に有名です。現在、慶雲楼は110種類のメニューを揃えており、ナマコ・ネギの炒め煮やエビの炒め煮などの伝統的な山東料理のほか、宮廷料理なども味わえます。
夜の什刹海を訪れた際、2つのレストランどちらを選んでも、水辺の席で、伝統的な北京料理を堪能しながら、窓の外の夜景を楽しむことができます。ぜひ一度足を運んでみてはいかかでしょう?
焼肉季の所在地:北京市西城区前海東沿14号(地下鉄駅什刹海A2北西口より徒歩300メートル)
慶雲楼の所在地:北京市西城区前海東沿22号
遊覧船
什刹海に足を運んだ際、ぜひ遊覧船に乗ってみてください。夜になると船の灯りが点灯し、水に反射した景色混ざりあう美しい夜景を堪能でき、遊覧船の楽しさをより一層引き立てます。
3月下旬、什刹海の遊覧船が運行再開されるため、夜間観光に訪れた観光客はぜひ船上で体験してみてはいかがでしょうか。
三里屯

(写真提供:VCG)
三里屯街区は東三環に隣接し、北京の都心に位置します。ここは住宅エリア、商業エリア、大使館エリアがあり、国際文化・ファッションが密集している地域になっています。ファッション愛好者の人気スポット、そして夜間経済の中心として、よく知られた「眠らない街」でもあります。
太古里
三里屯太古里は北・南ゾーン大きく2つに分かれています。北ゾーンは主にショッピング・宿泊施設・高級消費エリア、南ゾーンは主に飲食・文化・レジャーエリアです。
夜の三里屯はとても美しいです。三里屯には四方八方から人々が集まり、夜とても賑やかです。
通盈中心ビル
三里屯太古里の向かいにある通盈中心ビルも夜の見どころの一つでもあります。夜になると、このビルは小さなライトショーのステージに変身し、通盈中心ビルのライトショーが行われます。ライトショーや三里屯太古里のトレンディショップなど、北京のトレンドの最先端を行くカラフルなナイトライフを、三里屯で体験してみましょう!
所在地:北京市朝陽区三里屯路11号院1号楼
北京オリンピック公園
北京オリンピック公園は、2008年北京オリンピック・パラリンピックのメイン会場、2022年北京冬季オリンピックの競技会場の一部となった場所です。公園は南北にわかれており、北ゾーン-オリンピック森林公園、中央ゾーン-オリンピック競技場群、南ゾーン-アジア競技大会競技場群、奥体文化・ビジネスパークに分かれています。
鳥の巣
国家体育場は「鳥の巣」とも呼ばれ、2008年の北京オリンピックと2022年の北京冬季オリンピックの開会式と閉会式の会場となり、世界初の「ダブルオリンピックスタジアム」として知られています。
夜になると、「鳥の巣」の景観照明が点灯し、見事なイルミネーションになっています。
所在地:北京市朝陽区国家体育館南路1号オリンピック公園
ウォーターキューブ(水立方)
国家水泳センターは「ウォーターキューブ(水立方)」とも呼ばれ、2008年北京オリンピックの新設会場でもあります。2008年の北京オリンピック・パラリンピックの際、水泳、飛込競技、シンクロナイズドスイミングの競技がここで行われました。うち、24人の選手が21の世界記録を更新し、世界のメディアから「ウォーターキューブ(水魔方)」と呼ばれるようになりました。
2022年の北京冬季オリンピックでは、「ウォーターキューブ」が「水から氷に変化」することよって「アイスキューブ」に変身しました。「アイスキューブ」はプールの上にカーリングコースを設置する世界で唯一の「ダブルオリンピック」会場で、水と氷の自由転換により、中国の建築と技術の目覚ましい発展の様子を反映しています。
夜になると、ウォーターキューブはカラーライトで照らされ、より一層キラキラと輝き、紺碧の空のカーテンの下にあるカラーバブルのように、幻想的で美しい姿をみせます。
所在地:北京市朝陽区天辰東路11号
アイスリボン

(写真提供:VCG)
国家速滑館(スピードスケート館)は「アイスリボン」とも呼ばれ、北京2022年冬季オリンピックのランドマーク的な存在で、冬季オリンピックで唯一新設された氷上競技会場でもあります。冬季オリンピック期間中、スピードスケート競技に向けた競技・訓練を行っています。
夜には、22本の「アイスリボン」がダイナミックに飛び交う様子が見られます。また、カーテンウォールには必要に応じて様々な画像やフォントが表示され、そのバリエーションは非常に美しいものになっています。
所在地:北京市朝陽区林萃路2号
古北水鎮

(写真提供:VCG)
北京市の密雲区にある古北口鎮は、司馬台長城を背に、鴛鴦湖ダムを抱えています。伝統的な北方村落の民家の継承と復元を通じて、北方建築のスタイルと過ごしやすいレジャー・休暇環境で数多くの観光客を惹きつけています。
夜になると、古い建物や塔・廟、店舗は、明るい照明により、まるでおとぎ話のような町並みが浮かびます。
日月島でドローン孔明灯ショーを見たり、望京街で長城水上舞踏ショーを見たり、提灯を手にして司馬台長城で夜間観光をしたりするなど、美しい夜景だけでなく、古北水鎮は夜間観光の観光者のために様々なイベントも開催されています。
日月島広場では、ドローン孔明灯ショーが行われています。ハイテクによる立体、特殊効果、アニメーション、ホログラフィックイメージングなどのマルチメディア技術を駆使し、古北水鎮の夜空を彩ります。
毎晩、古北水鎮の望京街にある望京楼で、長城音楽水上舞踏ショーが上演されています。光と影、そしてニューメディアの視覚言語を駆使した水上舞踏ショー、古北水鎮の歴史と文化を学べます。
空が暗くなると、長城のライトが点灯され、司馬台長城が黄金の龍に変身して華やかに輝きます。夜間観光イベントもライトアップの幕開けに伴って正式にスタートします。
司馬台長城の夜間観光で最も特色あるイベントは、提灯を手にして夜間観光をすることでしょう。司馬台長城の麓にある古北水鎮には、提灯を専門に製造・販売する提灯屋「建昆堂」があります。
(情報提供:北京旅行網)