北京には数多くの会館（同郷、同業、同窓などの団体が会合や宿泊のため設けた施設）が存在し、会館文化は多様であり、商売文化、飲食文化、梨園（戯曲）文化などを含まれている。現在、百年以上の歴史を持つ戯曲舞台の上で、一連の芸術活動が継続して開催されており、古い会館の新しい発展がスタートしている。

京劇上演中の湖広会館（撮影：Hariandi Hafid）

充分な実践と探索により、会館の内在的なものと外延が拡大し続けている。一方では、会館の演出がさらに多様で精彩になり、演劇・雑技・漫才などのみならず、各種の体験イベントも用意されている。もう一方として、会館にて演劇を鑑賞する仕方も変化し続けており、伝統的な客席と舞台を分けてのパターンから、観客が演劇に没入できるような形へと変化している。会館の空間の革新的な試みと活用によって、人々の演劇鑑賞体験を豊かにしている。

会館に来ると、演劇を鑑賞できるだけでなく、自ら体験したり、スタディツアー活動を実施したりもできる。会館は人々が間近に演劇文化に触れ、体験する重要な場となっている。主に親子で参加するイベントや中国伝統文化教室などが開催され、保護者と子どもたちは会館にて演劇を鑑賞したり、遊んだり、お茶やデザートを満喫することができる。

（情報提供：新京報）