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2023-04-20  |  

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北京世園公園(写真提供:vcg.com)

馬欄村冀熱察挺進軍司令部跡地

馬欄村冀熱察挺進軍司令部跡地は斎堂鎮馬欄村の四合院内に位置しており、建物はタイル張りの部屋が10室によって構成されている。保存状態がよく、北京市級文物保護単位として認定されている。

冀熱察挺進軍司令部跡地陳列館は1997年7月7日に創立、中国初の農民による村級革命テーマとした陳列館として知られている。敷地面積は680平方メートル、建築面積は131平方メートル、展示面積は48.2平方メートルで、4つの展示室に分かれており、103点の展示物と175点の画像が展示されている。

所在地:北京市門頭溝区斎堂鎮馬欄村

京報館跡地(邵飄萍氏の旧居)

京報館は民国時代に著名な新聞人、有名な進歩的新聞「京報」の創始者である邵飄萍氏の旧居であり、マルクス主義普及の重要な陣地でもある。京報館は文化財として認定されており、全体面積は1120平方メートル、建築面積は約820平方メートルである。

京報館内の展示品は邵飄萍氏の生涯を通じた信念と実践を伝えている。旧居は中国と西洋の様式が融合した2階建ての建物で、正門の上にある「京報館」の3つの大きな文字は、当時の邵飄萍氏が自ら書いたものである。建物は今ではやや老朽化し、中庭に邵飄萍氏の銅像が設置されおり、観光客はそれを見て当時の時代や彼のことを振り返る。

中国共産党の歴史を物語る重要な証言である「京報と京報館」、「百年紅色報刊」、「邵飄萍氏の生涯と功績」などの特別展を開催する。京報館跡地は紅色新聞業博物館と邵飄萍氏の旧居として一般公開されている。

所在地:北京市西城区騾馬市大街魏染胡同30号

台湖公園

台湖公園の総面積は150ヘクタール、うち水域面積は25ヘクタールを占めている。水域面積が広いため、台湖公園はその利点を最大限に生かした設計を採用しており、水資源と創造的な建築が見事に融合したデザインになっている。台湖公園は台湖鎮のシンボルになっている。園内に植物、彫刻、景観歩道などの施設を備え、湿地生態景観を主な特徴とし、湿地生態観光、農耕文化遊覧、科学教育を統合した総合湿地公園である。

この観光地は湿地の水質浄化の展示、観光・レジャー、湿地生産の機能を主にし、湿地の生物多様性をより豊かにし、湿地の植生被覆の改善、岸坂の植生帯の復元、湿地の貯水・保水能力の向上を図っている。また、ゆったりとくつろぎ、景色を楽しむための週末休暇の目的地としても人気がある。散策やサイクリングなど、風光明媚な景色だけでなく、郊外の田園風景を楽しむことができる。

所在地:北京市通州区台湖鎮

世界ブドウ博覧園

世界ブドウ博覧園は2014年の第11回世界ブドウ大会の会場であり、面積200万平方メートル、建築面積は1万5000平方メートルにもなる。ブドウの品種展示、観賞・狩り、生態体験、観光ツアー、科学教育、レジャー・娯楽などを体験できる総合博覧園である。博覧園の面積は3126ムーを占め、世界的に有名なブドウ品種や新しいブドウ品種が数多く栽培されている。また、500ムーの湿地公園や娯楽施設が充実した子供向けの遊び場が作られており、キャンプやピクニックを楽しめる聖地となっている。ブドウ園の周りには、科学教育館、観光客サービスセンター、スマート温室がある。現在、世界ブドウ博覧園は国内の面積大きく、展示品種が比較的多い、展示内容豊富なブドウテーマ博覧園である。

所在地:北京市延慶区張山営鎮の南東部

戒台寺

戒台寺の歴史は古く、その規模が大きく、風景が美しいことで有名である。戒台寺は西暦622年に建てられ、元は慧聚寺と呼ばれ、明の英宗皇帝によって「万寿禅寺」と名付けられた。仏教の最高戒律・菩薩戒を受戒できる中国最大の仏教戒壇があることから「天下第一壇」とも呼ばれる。

戒壇は青石造りの高台で、仏教弟子が受戒する場所である。この戒壇は高さが約3.25メートルで、3層に分かれる台があり、「品」字形を呈している。各層の腰部には仏壇があり、その内に祀られた113体の異なる戒神が非常に精巧である。壇頂には仏陀像が祀られている。

この寺は北方寺院の雄大な勢いと江南庭園の清らかで優雅な趣味を兼ね備えており、中国でも有名な仏教寺院であると同時に、古くからある観光名所として知られている。

また、戒台寺はテレビドラマ「宮廷の諍い女」のロケ地でもある。このドラマのファンたちが実際のシーンを見るためにこの寺を訪れることもある。

所在地:北京市門頭溝区永定鎮馬鞍山

北京響水湖長城風景区

北京響水湖長城風景区は慕田峪の西部に位置し、明代の長城として知られている。北京都心から78キロメートル、懐柔県城から28キロメートル離れた場所にある。響水湖風景区は長城、古洞、山川、泉潭、飛瀑、明代摩崖石刻を統合し、北京郊外の観光名所である。響水湖の名前の由来は水域が大きく広がっているからではなく、泉の源流にあるからだ。響水湖は懐柔区で最大の泉で、近隣の人々の飲用水源であり、懐柔貯水池の水源の一つでもある。その水質が甘く爽やかで美味しい。響水湖長城養生大峽谷は北京郊外にある最高の癒しの聖地である。

所在地:北京市懐柔区渤海鎮大榛峪村から東へ200メートル

新首鋼大橋

新首鋼大橋は首鋼工業文化観光エリアの西側に位置し、石景山区と門頭溝区を結ぶ、永定河に架かる鉄橋である。

新首鋼大橋は長安街の西側延伸の要となる場所である。世界初のダブルタワー型斜張鋼構造併用をしたシステム橋で、全長1354メートル、幅54.9メートルにもなる北京最大のスパン橋であり、現在中国で最も幅の広い鋼橋である。新首鋼大橋は全鋼鉄製の逆「U」字型二重傾斜鋼塔斜張橋で、2本の逆「U」字型鋼製タワーがそれぞれ東と西に傾いているため、俯瞰すると、まるで2人の綱引き選手が向き合って座り、足と足、手を合わせて力強く後方に伸びているように見える。そのため強さと美しさを兼ね備えた鋼鉄製の芸術作品とも言える。

「2020年国際橋梁会議(BC)ユージン・フィッグ賞」を受賞した新首鋼大橋は、今や北京市石景山区の代表的な建築物であり、ネットで話題の北京市人気スポットとなっている。

所在地:北京市石景山区首鋼工業文化観光エリアの西側

九眼楼敵台

四海鎮の火焔山の主峰、標高1141メートルの場所に位置する九眼楼敵台は、万里の長城で最大規模かつ最高規格の空心敵台であり、古代の軍事戦略要塞である。九眼楼は明代の薊鎮、昌鎮、宣鎮の三鎮長城の結合点であり、明代の内長城と外長城の交差点となっていた。

現存する九眼楼は高さ7.8メートル、各辺13メートルの1階のみで、高さ1.65メートル、幅0.5メートルの見張り穴があり、内に幅1.2メートルの円形の歩道がある。九眼楼の9つの矢窓は、晴れた日に北京の街を眺める自然なフレームであることから、「望京楼」と呼ばれている。長城を登って遠くを眺めると、慕田峪長城と箭扣長城が一望できる。晴れでも雨雪霧の天気でも、観光客は異なる自然景観を満喫できる。

所在地:北京市延慶区四海鎮

大台駅

京門鉄道の駅の一つである大台駅は、1907年に建設され、西洋風建築の旧式ホームの面影を残す数少ない古い駅であり、2019年に廃止された。100年以上の風雪にさらされ、ホームのドアや窓は釘で閉められ、現在緑生い茂った線路のみ残っているが、北京西部の鉱山地帯で最も保存状態の良い駅である。運行期間中、大台駅は主に北京西部からの石炭輸出を担っていた。

大台駅の建築群は2020年9月に北京市歴史的建築物第2陣に認定された。

所在地:北京市門頭溝区017県道から西へ150メートル

北京焦荘戸地道戦遺跡記念館

北京焦荘戸地道戦遺跡記念館は燕山余脈の歪坨山の下に位置し、1964年に建てられた。記念館は中国北部の農村の伝統的な四合院のデザインスタイルを採用しており、主に青を色調としている。現在、展示館観覧エリア、地道観覧エリア、抗日戦争民家観覧エリアの3部分に分かれている。

展示室は詳細な資料や貴重な文化財、本物の地道戦遺跡など、中国共産党の指導のもとで敵と戦った焦荘戸の英雄的な闘いの歴史像を再現している。

現在、見学できる地道遺跡は全長830メートル以上にもなる。地道内には休憩室や指揮所があり、多くの戦争施設などが今も残っている。

所在地:北京市順義区龍湾屯鎮焦荘戸村

北京世園公園・北京園

「私の家」をテーマにした北京園では、北京の特色ある郷土植物が植えられており、牌楼、胡同、四合院、赤い壁とともに「北京風味」の市街区景観を形成し、あらゆる面で古都・北京の風貌を展示している。旧北京の「四合院」を核心とする景観は各地の来客を歓迎する意義を持ち、各地の観光客が小さな庭から北京の伝統の美しさを味わうことができる。

敷地面積5350平方メートルを誇り、中国園芸展示エリアの中でも最大級の地域展示園になっている。また、北京市で最も美しい胡同のひとつ「百花深処」にちなんだ「園中園」があり、北京人の悠々自適な生活の一場面を再現している。

北京園は人と自然が調和して共存する美しい楽園を総合的に展示すると同時に、「文化の園」「生態の園」としても愛されている。北京園は現在、園芸の創造・共有の場として、観光、レジャー、体験を統合し、人と自然の調和・共存ということを象徴しているのだ。

所在地:北京市延慶区延慶鎮百康路1号

中仏大学の旧跡

中仏大学跡地は西洋の構造に中国の瓦屋根を組み合わせた中国式・西洋式の折衷の建物で、100年の歴史を持ち、教室棟、講堂、図書館書庫などの建物や設備がそのまま残されている。

20世紀初頭の留仏勤工倹学運動に端を発した「中仏大学」の設立は、近代中国教育史や中仏の文化交流に重要な影響を与えた。1920年の創立から1950年の閉校まで、中仏大学は常に初代学長・蔡元培氏の運営方針を貫き、愛国心と進歩的な思想を持った学生を輩出した。

講堂と教室棟には特別展がある。展示は中国におけるマルクス主義の普及と発展を総合的かつ体系的に紹介し、新時代に中仏大学跡地の重要な歴史の意義を伝承している。

所在地:北京市東城区東皇城根北街甲20号

宝山鎮稻田画

宝山鎮稻田画は懐柔区宝山鎮宝山寺村に位置し、敷地面積130ムーである。上空から見ると、「農村振興」の絵巻が徐々に展開されている。稻田画の観賞期間は7月から10月中旬まで続いている。

近年、宝山鎮は「宝山の味」ブランドの創出、農産物の付加価値向上、集団収入の増加のために、鎮内全域で五彩旱稻の栽培を推進している。同時に、稻田芸術画を創作し、ネットで話題の稲田芸術の人気スポットを作ることで、稲田画が周囲の自然景観と一体化し、宝山鎮の稲田芸術景観を構築し、多くの周辺市民や観光客が写真を撮ったり、観光したりしている。2022年の中秋節、「北京最北」稲田音楽祭がここで開催された。

所在地:北京市懐柔区宝山鎮

古崖居風景名勝区

古崖居は海坨山の麓の峡谷にあり、約10万平方メートルの断崖絶壁に広がる人工の石窟群である。古崖居は八達嶺長城のように、延慶の長い歴史の中で古代人が残した素晴らしい人文遺跡であり、「千古の謎」と「千古の奇跡」と呼ばれる。

山谷の両側には、手作業で彫られた137の石室が点在し、石段や桟道で結ばれており、中国華北部で発見された最大規模の崖居遺跡となっている。137の石室は柱や梁がないのに建築構造物として設置され、梯子やスラブがないのに上下に多層化し、各階がつながっている。古崖居の起源はまだ謎に包まれているが、精巧な技術による古代建築の奇跡を示している。

所在地:北京市延慶区張山営鎮東門営村北