北京市商務局は2020年9月18日に「商業ブランド一号店の展開促進に関する若干の措置」(バージョン2.0)を発表し、これに併せて、2019年3月に発布された「北京市商務局による商業ブランド一号店の展開促進に関する若干の措置」(京商消促字〔2019〕9号)は同日廃止された。

全文には、ブランド一号店に対する「グリーンルート(優遇措置)」サービスの導入開始、ブランド一号店の立地およびプロモーションの促進、グローバルブランド・ハイエンド人材のサービス確保レベルの向上、グローバルブランドの初公開・初展示プラットフォームの構築、様々な有名ブランド一号店・旗艦店の開業に対する支援、ブランド一号店・新製品発表の導入に関する総合評価など、6つの部分と12の内容が含まれている。

(一)共同会議メカニズムを確立し、積極的なサービスを提供し、ブランド一号店の展開・経営における難題解決を支援する。

(二)立地選択ニーズのあるグローバルブランド一号店が所属する企業または正規代理店に対し、立地選択の指導または商業施設の所有者とのマッチングを行う。

(三)要件を満たすブランド一号店が所属する企業に対し、中国(北京)国際サービス貿易交易会(服貿会)、中国輸出入商品交易会(広交会)、中国国際輸入博覧会(進博会)等への参加により発生する交通・宿泊等の費用について、財政支援を行う。

(四)北京に多国籍企業の地域本部、マーケティング本部を設立する一号店ブランド企業または正規代理店は、条件を満たす場合、北京市本部の経済政策を優先的に享受することができる。

(五)首都に対し顕著な貢献がみられたグローバルブランド企業の上級管理職は、条件を満たす場合、北京戸籍の取得、北京市就労居住証の取得、子供の北京市内での入学等において、調整し保障を提供する。

(六)ブランド一号店、現地の有名ブランド、複合商業施設、商業運営機関など、国際的または国内的に影響力のある新製品発表イベントを北京市で展開する場合、会場費の総コストの50%について、最大100万元まで支援する。

(七)北京にモデル一号店・旗艦店を開業するグローバルブランド(中国香港・マカオ・台湾を除く)の正規代理店に対する海外著作権代理の手数料につき、最大50%、500万元まで支援する。

(八)北京にモデル一号店・旗艦店を開業するグローバルブランド(中国香港・マカオ・台湾を除く)企業の賃料および改装(設備購入および関連するハードウェア・施設の建設を含む)の費用につき、最大50%、500万元まで支援する。

(九)北京にモデル一号店・旗艦店を開業する現地ブランド(中国香港・マカオ・台湾を含む)企業の賃料および改装(設備購入および関連するハードウェア・施設の建設を含む)の費用につき、最大20%、200万元まで支援する。

(十)一定の影響力とモデル効果のある一号店・旗艦店を導入し、2年以上の入居契約を締結した企業に対し、モデル一号店・旗艦店を1店舗新規導入するごとに最大10万元を給付する基準に基づき、財政支援を行う。

(十一)北京市での一号店・旗艦店の開業において、交渉プロジェクトバンクを設立し、プロジェクトバンクに組み入れ、最終的にモデル一号店・旗艦店を導入・運営した企業に対して、従来のインセンティブ基準の上、モデル一号店・旗艦店を1店舗新規導入するごとに、追加奨励金として最大2万元まで支援する。

(十二)市全体の消費アップデート評価システムを確立し、各地区および主要商業エリアにおけるブランド一号店の導入状況を定期的に評価する。

問合せ先(電話):北京市商務局消費促進処 +86-10-55579555

(情報提供:北京市商務局)




(本文章は中国語の原文に基づいています。日本語を含む他言語の翻訳はあくまで参考の為のものであり、言語間で内容に差異があった場合は中国語の原文が基準となります。)