このほど、中国銀保監会は日本上田八木短資株式会社が北京で上田八木貨幣経紀公司を設立することを批准した。2020年9月9日、上田八木貨幣経紀(中国)有限公司(以下、「上田八木貨幣経紀公司」略称)は北京で設立批准発表会を開催した。上海証券報が報じた。
北京銀保監局一級巡視員・呉静春氏は発表会で、当該会社は中国国内初の外資独資ホールディングスの通貨ブローカー会社であり、主に国内外の外国為替市場取引、通貨市場取引、債券市場取引、派生品取引ブローカー業務、及びその他の銀保監会によって承認された業務を経営すると紹介した。
ここ数年、金融の改革開放の足取りが著しく加速し、中国銀保監会は2018年と2019年に27条34項目の新たな開放措置を発表した。2019年7月、国務院金融安定発展委員会弁公室は11条の金融業の対外開放措置を発表した。その中の一つは「外資独資による通貨ブローカー会社の設立若しくは株式投資への参入を支持する」ことである。
「金融業の対外開放には進行形があるのみで、完了形はない」。呉静春氏によると、北京銀保監局は引き続き、金融業の対外開放を着実に拡大するための各実施方策に基づき、監督・管理とサービスを融合させ、北京で設立された外資系金融機関に規範化・利便化された参入許可指導を提供し、行政審査認可業務の効率を向上させ、外資系企業のために金融分野のビジネス環境を最適化し、外資系金融機関の北京進出を支援し、首都の経済・社会の質の高い発展をサポートすると述べた。