北京日報
2024-03-01  |  

北京市発展改革委員会はこのほど、同市初の産業地図を発表し、同市に拠点を構えた企業の成長のために明確な産業面の指示・指導を提供し、「北京サービス」というブランドをさらに磨き上げた。

同産業地図は一次産業、二次産業、三次産業をカバーし、「高精尖」(ハイレベル・精密・先端的)産業、現代サービス業、「二業融合」(先進製造業と現代サービス業の融合)、現代インフラ産業、現代農業など31の重要産業を融合させ、16の区と経済開発区の重点産業エリアに焦点を当て、各区、関連パークの産業基盤と要素賦存における優位性を全面的に示している。同地図の発表により、経営主体に対する正確な産業配置のためのより良いサービスの提供や指導が可能となり、産業の差異化発展と相互補完的発展を促進することができる。

同産業地図は全体的配置、地域的配置、産業ガイドの3つの部分で構成され、計75枚の産業現状地図と計画地図からなる。そのうち、全体的配置では新版の北京都市全体計画、「高精尖」産業発展計画などを根拠として、都市全体計画図、現代サービス業配置図及び先進製造業配置図が作成された。地域的配置では16の区と経済開発区の区別国土空間計画、産業発展計画及び特別行動計画を根拠として、26の重点産業パークが網羅されており、北京副都心、「三城一区」、平原新城、中関村1区16パーク発展グループなど9枚の空間配置図が作成された。産業ガイドには「高精尖」産業、現代サービス業、「二業融合」、現代インフラ、現代農業の5つの重点産業分野に関する計63枚の地図が含まれる。

「高精尖」産業、現代サービス業の地図にはいずれも産業革新資源分布図、重点企業分布図、業界全体計画図の3種類の地図が含まれ、次世代情報技術、医薬・ヘルスケア、集積回路、金融サービス、科学技術サービス、ビジネスサービスなどの主要分野がカバーされている。企業がイノベーションのための資源を探したい場合は、所属分野で検索することもできる。例えば「人工知能」イノベーション資源分布図を開くと、企業の近くにある研究センターや研究院などのリソースの所在地を把握できる。

(情報提供:北京日報)