北京税関によると、今年1~2月にかけて全国の税関で処理されたATAカルネ申請件数は前年同期比97%増の計3485件だった。企業の経営コストと時間的コストを削減できるATAカルネは、現在企業の国境を越えた貿易活動のより効率的な展開や、国際舞台への進出の加速を後押ししている。

北京は全国で初めてグローバルATAカルネデジタルシステムの試行を展開した口岸(通関地)で、ATAカルネは一時的な出入国貨物のための簡便な通関を実現できる「e-パスポート」に相当する。ATAカルネ所持者が北京口岸を出入国する際は、税関職員にATAカルネ専用アプリに表示されたQRコードを提示し、職員がタブレットでスキャンするだけで、システムから当該ATAカルネの電子データにアクセスすることができ、審査に合格するとデジタル裏書が発行されて通関される。

(情報提供:北京日報)