京管発（2020）3号

国家電網北京市電力公司:

北京市電力供給システムの信頼性の管制業務及び計画停電の管理業務を更に向上させるため、中国の関連政策・法規と北京市の実情に基づき、特に「北京市電力供給システムの信頼性に関する管制業務の細則（試行）」を制定し、貴社に印刷・配布するので、遵守して執行してください。

ここに通知する。

北京市都市管理委員会

2020年2月21日

北京市電力供給システムの信頼性に関する管制業務の細則（試行）

本市の電力供給システムの高い信頼度を保証し、サービスレベルを高めるため、国家が電力供給の信頼度を管理する関連法律・法規及び電力システムの電力供給回復時間、電力供給サービスなどの基本的な電力供給指標に基づき、「北京市電力供給システムの信頼性に関する管制業務の細則（試行）」を制定する。

1.本細則は、電力会社の電力供給信頼度指標に対する管制方式、統計方法及び賞罰の基準を規定する。

2.本細則に言及する電力供給信頼度指標は、国家エネルギー監督管理部門に審査され、確認され、公表されたものである。

3.本細則の電力供給信頼度指標の統計方法は、国家エネルギー局が発表した「電力供給システムの信頼性評価規程第1部:共通要求事項」（DL/T836.1-2016、以下「DL/T836.1-2016」と略称）に従って実施し、米国電気電子学会が発表した「配電信頼性指数IEEEガイドライン」（IEEE 1366-2012、以下「IEEE 1366-2012」と略称）の基准に準拠している。

4.本細則は、電力会社のシステムの年間平均停電時間(SAIDI)指標に従って、以下の基准に基づき賞罰を行う。

6.システムの平均停電時間(SAIDI)を計算する場合には、次の電力供給中断の場合は除外される。

1）中断が3分未満であること。

2）ユーザーからの申し出またはユーザーの内部的な理由による停電であること。

3）この停電は、政府の規制当局により、IEEE 1366-2012基準に定義されている「重大事件の日」の要件に適合していると認定されること。

1.政府が制定した電力供給の信頼性保障及びサービスに関する政策を厳格に執行し、それに相応する良質な電力供給サービスを提供する承諾書を作成して厳格に執行し、オンライン・オフラインでサービス基準を直ちに公開し、電力供給信頼性の管理及びサービスの透明性を向上させる。

2.計画停電の等級をつける審査されることと総合的なバランスを強化し、計画停電の手配を最適化し、計画停電によるユーザーへの影響を持続的に減少させ、停電の重複を避ける。

3.計画停電の管理レベルを引き上げ、停電しない作業の範囲を拡大し、ユーザーの年平均停電時間と年間平均停電回数を持続的に引き下げる。

4.送電網設備の運用維持管理を強化し、設備の欠陥や潜在的な問題を速やかに取り除き、工事の外力、樹木ライン、浮遊物などによる故障を減らし、送電網設備の信頼性の高い電力供給能力を高める。

5.強力なスマートグリッドの建設を強化し、配電自動化システムの迅速な位置決定、故障隔離、非故障区間での電力供給再開の面での役割を十分に発揮させ、故障停電範囲を最大限に縮小し、都市電力供給の信頼性を高める。

6.応急システムの構築・完備業務を継続的に行い、政府関連部門及び各部門との協調業務を強化し、事故応急修理人員及び備品の準備業務を事前に行い、事故応急能力を効果的に向上させ、長時間の停電を回避する。