「北京市副都心（通州区）『十四五（第14次五カ年計画）』期間の教育事業発展計画」がこのほど発表された。2025年までに、副都心の公益型幼稚園の設置率90％達成を目指し、また北京市特級学長数8人以上の実現とハイレベル大学1〜3校の誘致を目指す。

就学前教育では、副都心は一部公立幼稚園を新築・改築・増築し、公立幼稚園の新築・改築・増築プロジェクトに対するサポートを強化する。新築住宅区における幼稚園の設置基準に厳格に基づいて実行し、公立幼稚園が施設の賃貸などを通じて分園を設置することを支援する。また、私立幼稚園の設立を奨励し、民間資金を活用しより多くの公益型幼稚園を設立するよう導く。

義務教育の段階において、副都心は第一実験小学校（楊荘キャンパス）、景山学校通州キャンパス、物資学院小学校、物資学院中学校、喬荘中学校、文旅区小学校、文旅区中学校などの新築工事の推進や、玉橋小学校、北京二中通州キャンパス、甘棠中学校、郎府中学校などの改築・増築工事の推進に重点を置く。

副都心は更に、市内中心部エリアの良質な教育資源を誘致し、地元の良質なブランド学校を育成する。また、首都師範大学附属中学校通州キャンパス、景山学校通州キャンパス、第一実験学校、黄城根小学校（召里キャンパス）など、すでに誘致された良質な教育資源プロジェクトの建設を加速する。

また副都心は、第一実験中学校、北京学校の建設を加速させ、市内中心部エリアの優良高校の副都心での学校運営を促そうと積極的に誘致を図り、優良高校の数を増やす。有名大学が副都心に拠点を設けることを支援し、ハイレベル大学1〜3校の誘致を計画しており、中国人民大学通州キャンパス、清華大学通州金融発展・人材育成拠点の建設を加速させる。

また、副都心は地域間協力による学校運営、分校の設立などの方式を奨励し、副都心・武清・廊坊などの京津冀（北京市・天津市・河北省）企業との産学連携の展開を模索し、宝坻・唐山・雄安新区との教育の交流・協力を強化する。

（情報提供：北京日報）