先日、大興空港臨空区にある国際コンベンション&エキシビジョンコンシューマーエリアの都市デザインに関する国際提案募集の審査結果が発表された。企画、建築、運輸、コンベンション・展示会、商業などの専門分野の上級専門家から構成された審査委員会は、応募されたデザイン案を審査し、最終的に3つの優勝デザイン案を選出した。
審査員は、募集書類に基づいて、各応募デザイン案のパンフレット、展示パネル、モデルなどを審査、研究し、各応募デザイン案の長所と短所を真剣に分析した。各応募者が提出された応募デザインの提案と成果はいずれも募集書類の要件を満たし、そのデザインの内容とデザインの深さが募集書類の要件に合致しているという判断を下した。
優勝した3つのデザイン案は下記の通り。
中国都市計画設計研究院、M.Arthur Gensler Jr.& Associates,Inc.、北京市建築設計研究院有限公司、DARRENN GROUP LIMITEDによるコンソーシアムから共同提出されたB01号デザイン案。
中国建築設計研究院有限公司、上海同済都市計画設計研究院有限公司、Fuksas Architecture S.R.L.、北京市市政工程設計研究総院有限公司によるコンソーシアムから共同提出されたB03号デザイン案。
清華大学建築設計研究院有限公司、凱達環球(アジア)有限公司(Aedas Asia Limited)、艾奕康設計・諮詢(深セン)有限公司によるコンソーシアムから共同提出されたB05号デザイン案。
国際交流センターおよび国際消費センター都市としての北京市の建設を促進し、高い基準に則ってコンベンションセンターと消費ハブを計画・構築するため、2022年11月に、北京市計画・自然資源委員会と大興区人民政府が共同主催で、北京大興国際空港臨空経済区(大興)管理委員会が組織した、大興空港臨空区にある国際コンベンション&エキシビジョンコンシューマーエリアの都市デザインに関する国際提案募集イベントが開催され、イノベーションと実行のバランスが取れた優秀な提案を募集した。今回のイベントには、世界中から50数社の有名なデザイン会社が応募に参加し、5名の院士(中国科学院および中国工程院の会員)と2名の調査・デザインの巨匠がイベントに参加し、最終的に6つのコンソーシアムが最終選考に残った。全体の募集イベントは110日間続き、6つのコンソーシアムは各交流会の結果をタイムリーに取り入れ、最終的に満足のいく提案を提出した。北京市発展改革委員会、市計画・自然資源委員会、市商務局およびその他の関連機関が同イベントに対して強力な支援を与えた。
B01デザイン案
B03デザイン案
このプロジェクトのデザインは、コンベンションの融合性、集約性、都市性を具現化している。都市には展示があり、展示には都市がある。コンベンションセンターは機能と生活のフルタイムの相互作用を強調している。青や緑の空間と都市が互いに浸透し、グリーンの空間から展示鑑賞・消費・生活し、コミュニケーションのための新の空間を構築する。本プロジェクトの理念は、記憶のある都市、成長できる都市、体験できる都市である。融合、インタラクション、共生の理念をもって都市、自然、コンベンション、交通、消費、国家のイメージアップの間の関係を解決する。
B05デザイン案
このプロジェクトの目的・ビジョンは、国際交流を担い、首都のイメージを展示し、将来の発展を活性化させる新たなポータルスペースを作り出すことである。本案はポータルのランドマーク、中軸線・パークの交互作用、マルチシーンなどの6つの戦略により、機能の配置を実行させ、特色のある空間を構築する。6つの戦略を統合し、全体的な計画、ランドマークのイメージからシーンの体験まで、全方位から見事なデビューを実現する。