発表式
4月3日、北京市とSwiftはSibos2024年次総会の主催都市を北京とすることを共同で発表した。年次総会は2024年10月21日から24日まで国家会議センターで開催される予定。これはSibos年次総会が2009年に香港で開催されてから15年ぶりの中国での開催であると同時に、中国本土初の開催となる。
挨拶する北京市政府の姜広智副秘書長

挨拶するSwiftアジア太平洋地域の黄式進総裁北京市政府の姜広智副秘書長、Swiftアジア太平洋地域の黄式進総裁がイベントに出席し、挨拶した。
北京市地方金融監督管理局の李文紅局長、SwiftイベントおよびSibosグローバル責任者の李静儀氏、人民銀行支払決済司、北京市党委員会宣伝部、北京市財政局、北京市文化観光局、北京市政府外事弁公室、北辰実業などの公的機関・事業体や企業の関係責任者が同イベントに出席した。
Sibos年次総会即ち「Swift国際金融運営セミナー(Swift International Banker's Operation Seminar)」は、Swiftが主催する金融業界の代表的な国際会議である。Sibos年次総会は、ヨーロッパ、南北アメリカ、アジアの国際金融センター都市によって持ち回りで開催され、1978年以来計44回にわたり成功裏に開催されている。香港では1991年、2009年に同年次総会が開催された。Sibos2022年次総会はオランダのアムステルダムで開催され、Sibos2023年次総会は9月にカナダのトロントで開催される予定。年次総会には、毎年約150以上の国と地域から商業銀行、証券会社などの金融機関とその協力機関を含む金融業の経営層や専門家ら7,000人~9,000人が参会する。同年次総会は世界の金融業界の交流・協力、業務拡張、企業イメージのアピールのための重要なプラットフォームであり、金融界の「オリンピック」と称されている。
4年間にわたる継続的な努力を経て、Sibos2024年次総会がついに北京で開催されることになった。これは中国金融業の対外開放において歴史に残る重要なイベントであり、北京の「4つの中心」建設の推進、国家金融管理中心都市としての機能強化にとって重要な意義を持つと同時に、大国の首都としての都市イメージと中国の揺るぎない金融業の対外開放拡大を示す重要な契機となり、中国と世界各国の金融機関の意思疎通や交流の更なる強化を推し進め、金融のデジタル化・モデルチェンジをけん引し、世界の金融業の発展に中国としての貢献を果たすことが期待される。
(情報提供:北京市政府公式サイト)