北京市外交人員サービス局、北京市人民政府報道弁公室、北京市人民政府外事弁公室が主催し、平谷区人民政府が実施した「外交官の中国視察・北京市平谷区桃の花観光イベント」が4月14日・15日に北京市平谷区で開催された。タイ、スペイン、アルゼンチンなど10カ国以上の大使、代理大使、公使、参事官など30人以上の外交官とその家族が平谷区各地を訪れ、北京の農村振興、生態保護、質の高い発展の成果をさまざまな角度から体感した。

イベントに参加した外交官らは今回のイベントを高く評価し、科学技術によって農村振興を促進させ、農業の発展を支援し、市民の生活保障を推進する中国の政策と実践に感嘆の声を上げ、平谷区には農業分野における科学技術イノベーション、人々の生活をより快適にする技術、そして文化産業・観光分野で広大な発展の余地があるとの考えを示した。

4月14日夜の歓迎レセプションでは、北京外交人員サービス局の張馳副局長が「外交官の皆さんがリアルで多面的で総合的な視点から見た中国を発見してくれることを期待している。大使の皆さんが自国と平谷区の協力の成長点を捉え、相互利益のための2国間協力に新たな原動力を注入することができると信じている」と述べた。

平谷区の狄涛区長は挨拶の中で、「農業のハイテク化、物流のハイトラフィック化、レジャーのニューファッション化を実現した平谷区の新しいイメージと、北京の発展の新しい雰囲気を皆さんに体験していただきたい」と述べた。

北京市党委員会宣伝部副部長兼市政府報道弁公室主任の徐和建氏は「北京は中国の政治の中心、文化の中心、国際交流の中心、科学技術イノベーションの中心であり、世界初の『ダブルオリンピックシティー』である。皆さんが頻繁に北京を訪れ、北京を体感し、北京を好きになり、魅力的でダイナミックかつオープンでフレンドリーな北京をご家族やご友人に紹介し、北京と世界の友好と相互信頼を絶えず高め、最も美しく新しい最高の北京物語を一緒に語り合うことを心から期待している」と述べた。

駐中国タイ大使のArthayudh Srisamoot氏は挨拶で、「平谷区の現代スマート農業の発展に対する努力を実感した。平谷区が今後も多様な農業を発展させ、中国の『穀倉地帯』となることを期待している」と述べた。

現在、第25回北京平谷国際桃花祭が開催されている。4月14日には、在中国大使代表団が平谷区大華山鎮の小峪子桃花畑を来訪し、「桃源逸桟」の展示ホールと桃文化館を見学した。また、漢服に着替えて、桃源逸桟で記念撮影をする大使もいた。

4月15日には、在中国大使代表団は上宅文化陳列館と平谷区の中関村農業科学技術パークのイノベーション工場を訪問したほか、景勝地である金海湖も訪問した。外交官とその家族は平谷華東楽器公司を訪問し、バイオリン製作を体験した。

駐中国バハマ大使のPaulette Bethel氏は「平谷の桃花源は本当に美しく、ここでの観光やホスピタリティサービスは素晴らしい。景気回復に向けて揺るぎなく迅速に進んでいることを実感し、中国経済の活力を感じている。バハマは観光資源が非常に豊富で、中国人観光客の訪問を歓迎している」と述べた。

このイベントは「駐中国外交官の北京視察」シリーズの一環でもある。このイベントは在中国公館の外交官を対象に、首都の経済・社会発展や北京の国際交流の中心地としての機能構築の成果をさまざまな角度から紹介し、中国と海外の各分野、各レベルでの実践的な交流と協力を積極的に推進することを目的としている。