4月16日、2023年中国化粧品国際協力フォーラムが北京市昌平区で開幕した。会議では、北京市昌平区、中国医薬保健品進出口商会(中国医薬サプリメント輸出入商工会議所)、中国保健協会、およびASEAN、マレーシア、シンガポール、韓国などの化粧品協会が共同で発案したRCEP化粧品国際協力交流プラットフォームが発足し、各関係者が協力して、国際的な発展・協力・共有を促進し、化粧品産業の質の高い発展のための新しい地位を構築する。

2020年11月15日、「地域的な包括的経済連携協定」(RCEP)が正式に調印され、世界最大の人口、最大の経済および貿易規模、最大の開発ポテンシャルを持つ自由貿易地域が正式発足した。RCEP協定に含まれる国・地域は、世界の化粧品市場シェアの40%以上を占めると推定されている。市場が徐々に飽和状態になりつつあるヨーロッパやアメリカと比較して、RCEP地域は中国の化粧品産業における国際協力の可能性をより秘めている。

RCEP化粧品国際協力交流プラットフォームの立ち上げ後、各メンバーユニットはプラットフォームを利用して、域内の国・地域の化粧品政策および規制、市場監督などに関する情報を共有し、特別会議・研修を実施し、RCEP域内に資本交流を展開する。投資、合弁、買収などを通じて、国家間の産業融合と国際交流を実現することができる。また、各関係者は、展示会、会議、訪問などを通じてRCEP域内の化粧品産業における交流と協力を強化し、RCEP地域の化粧品産業に関するレポートを毎年発行し、RCEP地域の化粧品原料技術を共同開発する。それぞれのリソースの利点を利用して、相互利益を達成することを目指す。

また、会議では「RCEP化粧品市場調査報告書(ASEAN編)」が発表された。「報告書」は、大量のマクロ経済および業界データの詳細な分析を通じて、ASEAN化粧品市場の現状および中国とASEAN間の化粧品貿易の往来状況を包括的かつ客観的に提示し、ASEAN市場の開拓に関心のある中国の化粧品企業に、包括的かつ客観的な地域産業の概況と科学的かつ合理的な方向性戦略のガイダンスを提供し、中国の化粧品産業がグローバル化することを支援する。

昌平区長、未来科学城管理委員会の主任である支現偉氏は、「北京市の『第14次五カ年計画』において、昌平区を市内で唯一のビュティ・ヘルスケア産業の発展集積区として位置づけられている。昌平区は小湯山美麗智造園(小湯山ビュティスマート製造パーク)を核心とし、多方面から「ビュティ経済」に関する戦略的展開と開発に取り組んでいる。現在、「ビュティ経済の10カ条」政策がすでに発表され、最初のビュティ・ヘルスケア産業革新研究院が設立され、最初のビュティライブ配信拠点が立ち上げられ、愛美客(Aimeike)、美図茉顔(Meitou Moyan)などの高品質のビュティ・ヘルスケア企業が入居された。2022年、一定規模以上のビュティ・ヘルスケア企業の収入は前年比26%増の86億7000万元で、小湯山美麗智造園第1期は157ムーの土地で市場に参入し、産業集積効果が徐々に現れている」と紹介した。

(情報提供:北京日報)