このほど、北京市の国家サービス業開放拡大総合モデル区と中国(北京)自由貿易試験区(「両区」)構築事業指導グループ会議が開かれた。

同会議では次の点が強調された。

第一に、制度型開放はより高いレベルの対外開放を実現するための肝となるため、高いレベルの制度型開放の推進に一層力を入れ、プロジェクト化により制度の革新を推進し、目標を定めて実行に移し、的確な突破口を見出す必要がある。科学技術、デジタル経済、金融、バイオ医薬品、消費などの重点分野の全産業チェーンの開放を深化させ、枢要な要素となる段階の改革を加速し、国家サービス貿易革新発展モデル区とデジタル貿易モデル区を積極的に創設する。思想のさらなる解放を図り、自主的に国際的な高水準の経済貿易規則との整合性を踏まえて政策面の率先実行・先行試験を展開し、国際標準の制定に積極的に参与する。ニーズ志向を重視し、首都の質の高い発展における長期的な需要と企業の切迫した需要を十分に考慮し、より多くの大きな成果をもたらす政策の北京での率先試行を推進し、関連政策の実施の効果について企業がフィードバックし、市場が評価するようにする。システム理念を堅持し、産業の川上と川下の革新と協同を強化する。事中事後の監督管理を強化し、発展と安全を統一的に計画する。

第二に、市場化、法治化、国際化されたビジネス環境をさらに構築し、外資の誘致と利用にいっそう力を入れる必要がある。自由貿易区高度化行動を実施し、3つのエリア・7つのグループ及び臨空経済区、総合保税区などの重点パークの構築にしっかりと取り組み、海外での企業誘致・投資誘致を強化し、さらに一連の重要かつ代表的な外資プロジェクトを実施し、貿易投資協力の質と水準を向上させる。企業向けのサービスを的確に行い、外商投資の円滑化を図り、北京での外資系企業の発展に対する確信を高める。

第三に、政府活動に対する統一的な計画にいっそう力を入れる必要がある。「両区」弁公室は事務協調とサービスの実施に対する監督を強化し、各協調作業グループ、各部門は密接に協力し、意思疎通と擦り合わせを強めて、北京での率先実行・先行試験の政策実施を推進する。各区・各グループ・各パークはプロジェクトの実施に焦点を合わせて力を入れ、より多くの成果を見える化する。各階層の指導幹部は国際的視野を広げ、開放の深化と発展の促進に関わる専門化水準を高める。

(情報提供:「識政」WeChat公式アカウント)