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2023-05-05  |  

「2022年北京知的財産権保護状況」に関する白書が発表された。2022年の北京市の特許承認件数は20万3000件となり、そのうち、発明特許承認件数は8万8000件、商標登録件数は38万7000件、PCT特許出願件数は1万1000件、著作権登記件数は105万4000件となった。2022年12月現在、北京市の有効発明特許件数は47万8000件、有効商標登録件数は290万8000件、人口1万人あたりの発明特許保有件数は218.3件で、中国国内で1位となった。

現在、首都の知的財産権の管理水準は常に向上している。北京市市場監督管理システム、市知的財産権局、市文化市場総合執法総隊、市版権局、市農業農村局、市公安局、北京税関は知的財産権の行政法執行面で連携し、知的財産権の多面的な保護を実施している。

知的財産権の効果的な保護は産業の発展を促進させる。2022年末時点で、北京市産業知的財産権運営センターは5カ所に達し、その数は全国トップとなった。同時に、北京市は集積回路の特許プールの設立を推進し、2万2000件近い特許をプールに登録した。

北京市の知的財産権を保護するための取組である「一区一特色」プロジェクトがすでに実を結び、海淀区と朝陽区が「国家知的財産権強市建設モデル都市」に、豊台区、石景山区、大興区が「国家知的財産権強市建設試行都市」に選定された。

2023年、首都は知的財産権の各方面の改革を深め、「放管服」改革(行政のスリム化と権限委譲、権限委譲と監督管理能力強化の両立、サービスの最適化)を引き続き深化し、国家ビジネス革新の試行と北京市ビジネス環境バージョン6.0の改革を積極的に実施する。同時に、知的財産権の産業チェーン全体の保護を強化し、知的財産権の移転や知的財産の商業化の効果を高め、知的財産権に関する公共サービスの質を向上させ、世界知的財産権機関などの政府間国際組織や海外の非政府組織との連携を強化し、国際的影響力を高めることに努めていく。

(情報提供:北京日報)