中国国家博物館(国博)は在中国イタリア大使館およびイタリアの文化・博物学界と再び提携し、ウフィツィ美術館の所蔵品である芸術の巨匠たちの自画像を紹介する展覧会を開催する。展示期間は4月27日10時から9月10日まで。同展は中国・イタリア両国の博物館協力における重要なプロジェクトの一つであると同時に、「中国・イタリア文化・観光の年」の閉幕プロジェクトとして、両国の友情が文化交流の展開につれて伝承・発展していった証でもある。

同展では、ウフィツィ美術館の所蔵品の中から、ラファエロ、ルーベンス、レンブラント、モランディ、シャガールなど50人の芸術の巨匠たちの自画像を含むルネサンス時代から現代までの絵画作品50点を厳選し、いずれも真筆である。

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ラファエロ・サンティの自画像

展示ホールに足を踏み入れると、ラファエロ・サンティの自画像が目に入り、自画像の横には同氏の代表作品の「アテナイの学堂」が展示されている。芸術家の作品と自画像が一緒に展示されるのは、今回の展覧会の展示構成の特徴といえる。

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ピーテル・パウル・ルーベンスの自画像

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ジョルジオ・モランディの自画像

展示されている絵画作品は、芸術世界の5世紀にわたる変貌を示している。展示品50点の自画像のうち、7点は女性芸術家の作品であり、芸術史における女性の地位が高まっていくことを観察するための独特な視点を観覧者に提供している。

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レンブラントの自画像

没入型「光影体験」ゾーンは、本展の大きな注目点の一つとなっている。このゾーンでは「14世紀から17世紀にかけてのヨーロッパのルネサンス」をテーマに、ウフィツィ美術館が所蔵するルネサンス時代の絵画、彫塑などの厳選された所蔵品をデジタル技術で展示している。

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「光影体験」ゾーン

展覧会の開催期間中、国博のデジタルヒューマン(3Dアバター)である「艾雯雯」がガイドとして、来館者を案内する。

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蔡国強の自画像

展示ガイド
展示期間:2023年4月27日~9月10日
展示場所:中国国家博物館南1、南2展示ホール
入場券について:
(1)大人一般入場券
火曜日~日曜日:198元/人(月曜日休館、祝祭日を除く)
(2)優待券
火曜日~日曜日:99元/人(月曜日休館、祝祭日を除く)

入場券の購入方法
(1)購入サイト:美団、大麦、票星球、猫眼、国博観覧予約システム
(2)本展覧会の入場券の払い戻しの締め切りは、来館日の前日17:00までとなり、締め切りを過ぎた場合、払い戻しは不可となる。
(3)いずれかの購入サイトで入場券を購入した場合、別の購入サイトで再度購入することはできない。
(4)予約していたにもかかわらず、予約時間に来館しない状況が何度もみられたために入館を制限された場合、しばらく入場券を購入することができなくなるためご注意ください。

(情報提供:新京報)