このほど、2023北京国際マラソンフェスティバル―北京ハーフマラソン大会が天安門広場にて開催された。定番なコースと優れた天候条件に恵まれ、選手たちは素晴らしい成績を残した。ケニアのキルイ(BRIAN KWEMOI KIRUI)選手が59分37秒で大会新記録を更新し、男子部門で優勝した。これは北京ハーフマラソン大会における初の1時間以内の記録となり、大会記録を5分以上縮めた。中国の楊克古選手は1時間03分41秒で男子部門の準優勝を獲得し、同じく大会記録を破った。元大会記録保持者の彭建華選手は1時間05分08秒で第三位を獲得した。女子部門では、中国選手が1~3位を独占し、劉敏選手が1時間11分07秒で優勝、夏雨雨選手と徐氷潔選手がそれぞれ準優勝と三位を取った。
男子部門の授賞式
女子部門の授賞式
今回の大会では男子と女子二部門のハーフマラソンが設けられ、参加者数は2万人に達した。3月15日に応募が始まって以来、中国、日本、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダ、スペイン、インド、韓国、シンガポールなど27カ国と地域から計5万人余りが大会に応募した。そのうち男子が参加者数の74%、女子が26%を占めた。
完走記念メダル
北京ハーフマラソン大会のコースは途中の景観とコース条件を同時に考慮し、選手に同大会ならではの参加体験を与えた。選手たちは天安門広場から出発して、東長安街、東二環、北二環補助道路、安定門外大街、安定路、奥体中路、北辰路、湖景東路、大屯北路、天辰東路、国家体育場北路を経由し、最終的にオリンピック中心区景観大道で設けられたゴールに着く。
完走後の外国選手たちがゴールで記念写真を撮影
組織委員会が用意した完走した選手たち専用の疲労回復エリア
今回の大会では引き続き「顔認証」及び「検温」機能を一体化した100台のスマートデバイスを採用した。試合前の物品受領、試合当日の選手入場及び試合終了後の物品配布の段階において選手に対し検温及び参加者身分検査が行われた。同大会は初めて顔認証検査システムとタイマーチップシステムのデータ共有を実現し、「替え玉試合」や「非応募者による試合参加」の防止に成功した。
完走後の外国選手たちが「鳥の巣」(国家体育場)の前で記念写真を撮影
今回の完走記念メダルでは、北京が史上初の「夏季と冬季五輪の開催都市」になったことがテーマになっており、表と裏にはそれぞれ2008年北京五輪のメイン会場「鳥の巣」と2022年北京冬季五輪で利用された国家速滑館(スピードスケート館)「アイスリボン」がモデルとなっていて、五輪のランドマークである二つの施設が見事に融合され、「ダブル五輪の開催都市、未来に向かって前進」という素晴らしいビジョンを表現している。
(情報提供:北京日報、新京報 写真提供:新京報)