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全聚徳の創始者は楊全仁(1822‐1890)である。河北省出身だが飢饉のために故郷から逃れてきた。北京へやってきてから、前門の肉売り市場で鶏や鴨を売っていた。1864年、乾果店を譲り受けて新たに全聚徳と名づけた。彼は頭の切れる人物で、苦心の経営の末、全聚徳を普通の窯を使った店から、鴨を一羽ずつ吊るし焼きする窯を使うことを特徴とした店へと発展させ、全聚徳の北京ダックを一躍有名にするためのしっかりとした基礎を築いた。

北京ダックは全聚徳の主要なメニューで、鴨選びから窯で焼く過程まで、まったく手抜きしない。鴨は飼われてから100日以下のもので、体重は2.5㎏以上と決まっている。焼きあがった鴨は窯から出てくると、皮が脂肪を帯びている。口に入れると、肉は柔らかく脂っこくなく、香りも良い。だから何度食べても飽きることはない。

北京ダックは海外でも有名で、「長城に来なければりっぱな男とはいえない。北京ダックを食べなければ遺憾である。」と、国外の賓客から賛辞を受けている。ガリ元国連事務総長、シンガポール初代首相リー・クアンユー、当時のインドの首相ガンジー、カンボジアのシアヌーク親王など、200近くの国家や地域の元首、首脳、総理や官僚たちが著名なこの全聚徳に来店したことがある。1979年には日本の東京にも支店を出した。1993年5月、北京全聚徳店、前門店、王府井店という基礎の上に、大型企業北京全聚徳烤鴨グループを組織。全聚徳の伝統的な窯はすでに国家の専売特許申請をしている。新式のインスタント式の窯はすでにアメリカの専売特許になっている。

住所と電話番号

1 北京正陽门全聚德北京ダック店 北京市東城区東交民巷44号 +86-10-65122265

2 北京玉泉路全聚德北京ダック店 北京市海淀区玉泉路44号 +86-10-68276550

3 北京昌平全聚德北京ダック店 北京市昌平区城関镇陽光大厦 +86-10-69742849

4 北京明宫全聚德北京ダック店 北京市朝陽区西壩河西里16号 +86-10-64273355

5 北京劲松全聚德北京ダック店 北京市朝陽区劲松8区826楼 +86-10-67783191

6 全聚德国門北京ダック店 朝陽区東三環北路甲2号京信ビル +86-10-84492759

7 亚運村全聚德北京ダック店 北京市朝陽区恵忠北里309号 +86-10-64801686

8 全聚德王府井店 王府井帅府園胡同9号 +86-10-65253310

9 和平門店 宣武区和平門 +86-10-63023062