
驢打滾[tuchong.comより]
驢打滾は、見た目が黄金色で、はっきりとした層に分かれていて、口の中に入れると、良い香りがして、甘くて、柔らかくて、もちもちしています。さらに濃厚な豆の香りがして、とてもおいしい北京の伝統的なお菓子です。
昔からの北京の風俗習慣によると、「春分の日には豆麵糕を食べて、邪気を払い、幸運を祈る」といういわれがあります。豆麵糕とは驢打滾のことです。毎年二十四節気の春分の前後に、驢打滾の販売量は伸び続け、小さなお店の前には驢打滾を買いに来る客でいつも押すな押すなの賑わいです。驢打滾とは、キビを用いてあんこを挟んで巻いた長いロール状のお菓子のことです。ロールの下にダイズ粉を敷き、食べる時に長いロールをダイズ粉の上で転がします。ロバが転げ回っているように見えるので、この名前が付けられました。春分の日には驢打滾を食べ、ロバのようにはしゃいだり生き生きとしている感じで、春の到来を祝います。こし餡の驢打滾は最も多く、できあがったものに、黄色、白、赤の三色がはっきりとしていて、とてもきれいです。春分の日以外にも、北京の多くの菓子屋では一年中販売されています。