北京市社会保険基金管理センターは通知を出し、北京市在住の外国人、中国香港・マカオ・台湾住民が実際の状況に応じて、住民養老保険の加入手続、納付手続をオンラインまたはオフラインで行うことができることが明らかになった。

「外国人及び中国香港・マカオ・台湾住民の北京市都市・農村部住民養老保険への加入に関する問題についての通知」では、北京市市在住で、未就業の満16歳以上60歳未満(在学生を除く)の方で、かつ北京市で「外国人永久居留身分証」または「香港・マカオ・台湾住民居住証」を取得した方は、証明書の有効期限内であれば、北京市都市・農村部住民基本養老保険に加入することが可能で、保険加入手続、納付手続の方法には、オンラインとオフラインの2つあることが明記されている。

オンライン申請する場合、保険加入者はアプリ「北京人社」、Wechat公式アカウント「北京人社」、北京市人的資源と社会保障局の公式ウェブサイトから保険加入手続を行うことができる。アプリ「北京人社」より申請する場合は、「社会保障サービス」メニューに入り、「都市・農村部住民基本養老保険サービス」を選択する。Wechat公式アカウント「北京人社」より申請する場合は、「ミニサービス」メニューに入り、「サービスの取り扱い」ボタンをタップし、「社会保障」セクションの「都市・農村部住民基本養老保険サービス」を選択すればよい。北京市人的資源と社会保障局の公式ウェブサイトから申請する場合は、「住民養老業務」メニューに入り、システムのメッセージに従って手続を行うことができる。

上記3つのルートを通じて、保険加入手続に関する情報を記入し、有効な身分証明書をアップロードしてください。外国人の場合は、公安部門が発行した「臨時宿泊登記表」をアップロードする必要がある。

オフラインでの加入手続は、北京市全域で受け付けられている。保険加入者は有効な身分証明書をご持参の上、最寄りの街・郷政務センターで加入手続が可能だ。外国人の場合は、公安部門が発行した「臨時宿泊登記表」を持参する必要がある。

納付手続の場合も、条件を満たす保険加入者は上記の方法で請求することができる。オンライン申請する場合、「都市・農村部住民基本養老保険待遇関連業務総合受付票」を確認する後、システムが自動的に「都市・農村部住民基本養老保険待遇受給承認書」を発行し、保険加入者が受給基準を確認すれば手続が完了となる。

オフラインで申請する場合は、本人の有効な身分証明書を持参の上、最寄りの街・郷政務センターで申請してください。担当者が保険加入者の有効な身分証明書を確認し、システムに情報を入力した後、保険加入者は「都市・農村部住民基本養老保険待遇関連業務総合受付票」の内容を確認してもらい、「都市・農村部住民基本養老保険待遇受給承認書」を作成し、保険加入者の署名をしてもらう。その後、保険加入者の所属する区レベルの担当機関による確認・承認を経て完了となる。社会保険取扱機関は、保険加入者が待遇受給要件を満たした月の翌月から都市・農村部住民基本養老待遇を支給し、毎月15日に満額で納付する。

申請時に有効な身分証明書とは、北京市で取得した有効期限内にある「外国人永久居留身分証」または「香港・マカオ・台湾住民居住証」を指す。現在、北京市統一身分認証プラットフォームは、中華人民共和国居民身分証、「香港・マカオ住民往来内地通行証」、「外国人永久居留身分証」の3種類のみの実名認証を対応しているため、北京在住の台湾住民はしばらくオフラインで手続きを行う必要がある。

(情報提供:新京報)