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2022-04-26  |  

立春とは、冬が終わり、春が始まる節目の時期です。ここでは、立春以降の身体に対する注意点について見ていきましょう。

立春は冬から春の変わり目で、気温も徐々に上がってくるため、中医学では、秋冬の滋陰(陰を補う)から春夏の補陽(陽を補う)に移行する時期と考えます。この時期、中国の大半の地域では昼夜の温度差が大きく、特に陽気がまだ弱い朝は、寒さ対策と保温が欠かせません。気温に合わせて衣服を調節しましょう。

中医学では、春は「肝」に呼応するため、春の養生は「肝」を養うことが重視され、「肝」を養うためには、早寝早起きが大切とされています。肝臓を守るには、まず気分や感情に着目しましょう。「肝」を養うには、気分を明るく保ち、興奮しすぎないことがポイントです。春のおでかけや、ピクニック、凧揚げなどは、感情を癒すにはもってこいです。

現代医学では、春は高血圧の発症率が高まる時期とされ、塩分の摂りすぎは血圧上昇の原因になります。また、酸味のあるものは、陽気の発散や肝気の疏泄機能を助けるものではないため、摂取を控えることが大切です。コリアンダー、ニラ、ねぎ、大根、豆豉(トウチ)、ピーナッツなど、辛味と甘味のあるものを適度に摂取することが推奨されています。ただし、辛いものの食べ過ぎは禁物です。

お茶は、消化を助け、胃腸をきれいにし、熱を発散してや解毒するため春に飲む飲み物として適しています。例えば、花茶、紅茶、ウーロン茶などを適度に飲むのが良いでしょう。

初春は、さまざまな病気の原因となる細菌やウイルスが生まれ、増殖するため、病気の予防や健康管理をしっかり行うことが大切です。病気にならないよう、日常の予防対策として、まず、個人衛生と環境衛生に注意し、感染源を排除する必要があります。次に、常に窓を開けて、室内の空気を循環させて新鮮な空気を保つようにすると良いでしょう。さらに、気と血の流れを促進して体力を高めるために運動を強化する必要がありますが、激しい運動ではなく、散歩や、ヨガ、太極拳など、穏やかな運動を行うと良いでしょう。

(情報提供:光明網)