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2022-05-12  |  

「中医学の美、世界へ発信」をテーマとした北京延慶冬季オリンピック村の中医学展示エリアは、わずか80平方メートルの広さではあるが、中医学の真髄を紹介する重要なエリアとなっている。このパビリオンは、中医学に関する豊富な知識、多様な体験形式、斬新なデザインコンセプトが広く評価されている。

ここには、「10秒中医学体験」をコアコンセプトとした中医学体験館が設置されている。経絡の3D可視化により、ツボや経絡に秘められた謎を10秒で知ることができるため、中医学でいう精・気・神・経絡・臓腑といった個人の生命の構成を理解することができる。

特に外国人選手の人気を集めたのは、中国の伝統的な養生法である「五禽戯」をスクリーンに映し出した「カンフー見学」だった。選手たちはスクリーンに映し出された動きを真似して、中医学の養生法の魅力を体感した。「カンフー見学」を楽しむ様子を撮った写真や動画はソーシャルメディアを通じて世界中に拡散され、絶賛を浴びた。

古医書の展示エリアでは、『黄帝内経』、『本草綱目』、『傷寒雑病論』など、中医学の文化遺産の素晴らしさが紹介された。

中医薬の展示スペースと体験ホールの設置は、北京冬季オリンピックのための特別な計らいで、報道によると、中医薬の文化が世界的なイベントで一挙に展示されるのは初めてのことだという。

実際、冬季オリンピックの選手の健康確保、外傷治療、疲労除去などにおいて、中医学は鍼灸・マッサージという形で大きく貢献した。

(情報提供:人民網、経済参考報)