前門(鮮魚口)商店街は正陽門の近くに位置し、全長225メートルである。その西側は前門大街に接し、東側は前門東路と交差し、前門大街の最もにぎやかなところである。

前門(鮮魚口)商店街[tuchong.comより]
前門大街、鮮魚口街、大柵欄は共に昔の北京の南城の伝統的な商店街を構成している。鮮魚口街には北京の有名の老舗、飲食店、劇場、お茶屋、手作り屋などが集まり、伝統的な北京民俗商業地域である。
鮮魚口街は明朝の正統年間に建てられ、今までは既に570年以上の歴史がある。当時の運河がここに通過し、埠頭とした鮮魚口は新鮮な魚を販売する場所であったため、「鮮魚巷」と名付けられた。その後、「鮮魚巷」はだんだん北京の南城にある有名な商業街になっていた。
「北京の特色、伝統的味」というのは鮮魚口街の特色である。便宜坊、天興居炒肝、錦芳小吃(グルメ)などの老舗がここに集まっている。その中、天興居と便宜坊は昔の様子をそのまま維持した。