頤和園

頤和園は中国清朝の皇家庭園で、旧名は清漪園といい、北京市の中心部から15キロほど西に位置する。面積は3.009平方キロメートルで、水面が庭園の約4分の3を占めている。頤和園の主な景勝地は万寿山と昆明湖である。杭州の西湖をモチーフに、江南庭園の設計技法を取り入れた大規模な山水庭園であり、最も保存状態の良い皇家の行宮御苑の一つでもある頤和園は「皇家庭園博物館」として知られている。

必見
頤和園博物館

頤和園博物館は中国の古典庭園で最大規模かつ最高ランクの文化財展示館である。6つの専門展示室があり、頤和園の優れた工芸品を数多く展示している。
十七孔橋

十七孔橋は清朝乾隆15年（1750年）に建てられ、全長150m以上あり、中国の皇家庭園に現存する最も長い橋である。毎年、冬至の頃になると、夕陽の残光が十七孔橋の壁を照らし、「金光穿洞」という美しい景色を作り出す。
知春亭

知春亭は昆明湖の東岸、玉瀾堂の前方の島にある。ここは万寿山、昆明湖の全景と玉泉山、西山借景を望められる絶景スポットである。
Tips
見学コース

春：西堤での花見（ルート：西門から入園―西堤南口―西堤六橋―耕織図）

夏：広大な庭園（ルート：東門から入園―仁寿殿―長廊―石舫）

秋：金色の世界（ルート：北宮門―後山中御路―諧趣園―仁寿殿―東堤）

冬：雪と氷のイベント（場所：昆明湖の氷雪場エリア）

観光Tips

頤和園では電子音声ガイド、携帯電話用ガイドアプリ、解説員による展示解説の3種類のガイドサービスを用意している。

電子音声ガイドが利用できるのは、東宮門、北宮門、北如意門、新建宮門、南如意門（機械返却のみ受付）で、19ヶ国語に対応している。

携帯電話用ガイドアプリを利用する場合は、「頤和園」のWeChat公式アカウントをフォローして、「看图导览（写真ガイド）」または「颐和导览（頤和園ガイド）」を利用することができる。

解説員による展示解説サービスの受付は、東宮門、北宮門、新建宮門の各エリアで行っており、中国語、英語、ロシア語に対応した多言語解説サービスを提供している。

（情報提供：頤和園公式サイト、頤和園WeChat公式アカウント）