開催背景

2021年中関村国際先端科学技術イノベーション大会(以下、中関村先端大会という)は2017年以来、4年連続で開催されており、国内外に向けて募集したイノベーションプロジェクト4000件以上のうち、400余りの優秀なスタートアップ企業と起業チームが選出されました。同大会は、優良な先端技術企業156社を対象に計4億元近くの資金を支援したほか、シーン、ニーズのマッチングや投資・融資、パーク建設、起業指導、人材誘致などに特化した一連のサービスを提供してきました。現在、39社が世界のユニコーン企業に成長し、7社が国内外の資本市場に上場しており、中関村先端大会は国内外で影響力を持つコア技術大会ブランドになっています。

開催期間

2021年7月~12月

テーマ

先端科学技術を牽引し、デジタル経済に助力

運営機関

指導機関:中国教育部科学技術情報化司、中国科学院科技革新発展センター、北京大学、清華大学、中国証券投資基金業協会、中国科学技術協会科学技術伝播センター、北京市科学技術委員会中関村サイエンスパーク管理委員会

共同指導機関:海淀区政府、門頭溝区政府、房山区政府、通州区政府、昌平区政府、大興区政府、平谷区政府、密雲区政府、延慶区政府

主催者:中関村先端科技産業サービス連盟

大会のメディア運営プラットフォーム:知乎

分野及び予選エリアの設置

「世界選抜及び公開ロードショー」の原則に基づき、本大会には「北京予選津冀(天津市・河北省)予選、世界予選」の3つの予選エリアが設けられています。

うち、世界予選は分野別に、バイオ・ヘルスケア、人工知能(AI)・ビッグデータ、スマート製造・新材料の3つの分野が設けられています。

賞金・称号及びサービス内容

(一)賞金・称号

賞金:決勝戦優勝者(1名)60万元、準優勝者(1名)30万元、3位(1名)10万元。

栄誉称号:決勝戦で賞金を授与された企業がそれぞれ優勝者、準優勝者、3位の称号を獲得。各分野または予選エリアの企業上位10社が当該分野または同予選エリアのトップ10の称号を獲得。

(二)専門サービスの提供

財政資金支援やシーン、ニーズのマッチング、投資・融資ニーズのマッチング、「先端技術イノベーションセンター」の建設関連サービス、専門家によるサービス、プロモーション会・展示サービスを提供します。

大会の流れ及びスケジュール

大会の選考過程は応募、資格審査、予選、準決勝、決勝戦及び授賞式の5つの段階に分かれています。

応募要項

(一)応募条件

1. 応募団体:大学・研究所のチーム(企業登録をしていない場合)で、主に新興産業分野の先端技術製品の研究開発及びサービスに従事し、関連製品及び技術に対し高いイノベーションレベルを有し、市場見通しが良好であること。知的財産権の帰属が明確で、紛争がないこと。チーム全員の信用状況が良好で、信用不良記録がないこと。

2. 応募企業:主に新興産業分野の先端技術製品の研究開発生産、サービスなどの業務に従事し、イノベーション能力と高い成長性を有する企業。スポーツテック、農業科学技術以外の分野の企業については、201411日以降に登録されていること。応募プロジェクトの製品、技術及び関連する特許権が明確で、紛争がないこと。経営が規範化され、社会信用状況が良好で、信用不良記録がないこと。

3. 世界予選:世界予選に応募する企業またはチームのコアメンバーは、上記の条件に満たすほか、過去3年以内に国外での学習、就業または起業経験を有すること。応募企業またはチームは、自身の状況に応じて、オンライン方式または会場の現場のいずれかを選択して大会に参加することが可能で、応募書類と答弁言語は中国語または英語とします

応募方法

下記サイトよりお申し込みください。

www.zgcatech.cn

応募期間

2021715日~815

お問い合わせ

大会公式サイト:www.zgcatech.cn

WeChat公式アカウント:前沿技術通訊

連絡先:

赵老师13671165082;高老师13716658991;王老师88828815、15811219376

趙 +8613671165082、高 +8613716658991、王 +86-10-88828815、+8615811219376

受付時間:

応募期間内の平日 9:00~11:30、14:00~17:30

大会組織委員会メールアドレス:contact@zgcatech.cn


別添

2021年中関村国際先端科学技術イノベーション大会

分野別応募ガイドライン

 一. バイオ医薬品

バイオ医薬品分野には、新型コロナウイルス感染症、悪性腫瘍、心・脳血管疾患、神経変性疾患、糖尿病、精神疾患、自己免疫疾患、薬剤耐性菌感染症、肺結核、ウイルス感染症及びその他の一般的な病気を対象に開発された分子標的薬、遺伝子治療薬、mRNA医薬、ワクチンなどを代表とする改良型医薬品、画期的医薬品及び新型増強剤が含まれます。

. 医療機器

医療機器分野には、遺伝子診療、免疫診療、AI診療、次世代シーケンシング(NGS)、バイオマテリアル、低侵襲手術の医療器材、新型デジタル化画像診断装置、ハイエンド診療設備、新型マイクロチップなどのコア技術が含まれます。

三. 人工知能

人工知能分野には、ディープラーニングフレームワーク、データサービスプラットフォーム、新型コアチップ・アーキテクチャなどの重要基盤技術及びバイオインスパイアードコンピューティング、転移学習、強化学習、自然言語処理、コンピュータビジョン、音声認識、生体認証、ヒューマンコンピュータインタラクション、ナレッジグラフなどのコアアルゴリズム技術の研究開発及びプラットフォームの構築、人工知能技術の交通、セキュリティ、医療、製造、金融、公共サービスなどの分野における革新的な応用が含まれます。

四. 集積回路

集積回路分野には、メモリ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、高性能プロセッサ、高精度アナログIC、RFフロントエンド(RFFE)チップ、センサー、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)などのパワー半導体デバイス、及び電子設計自動化(EDA)、システム・シミュレーション、検証などの集積回路設計ソフトウェアの開発、集積回路製造ラインの重要設備、部品、材料の研究開発及び産業化、人工知能、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)、スマート通信、モノのインターネット、情報安全、スマートグリッドチップ、工業制御、自動車電子などの分野の専用チップの研究開発及び革新が含まれます。

五. ビッグデータ及びクラウドコンピューティング

ビッグデータ分野には、主にビッグデータ基礎技術、高性能ビッグデータ設備の研究開発、ビッグデータ収集・前処理技術、クラウドストレージ・データベースなどのデータストレージ技術、データセキュリティ、データ可視化、ビッグデータアルゴリズム、ビッグデータインフラ製品の研究開発、ビッグデータの交通や金融、教育、医療、政務、工業、農業、小売などの業界シーンにおける応用・革新が含まれます。

クラウドコンピューティング分野には、主にネットワーク設備、ストレージ設備、サーバー、仮想化、データセンター、クラウドOS、クラウド管理プラットフォーム、クラウドセキュリティをはじめとしたクラウド・インフラストラクチャ・サービス(IaaS)、サービスとしてのプラットフォーム(PaaS)、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)の技術研究開発・応用及びミドルウェアの標準化、クラウド応用インフラ製品の研究開発と産業化が含まれます。

. スマートシティ及びモノのインターネット

スマートシティ分野には、主にスピーディな接続、リアルタイム業務、データ最適化、スマート応用、データセキュリティなどの方面のコア技術の研究開発、ブロックチェーン、エッジコンピューティング、センサー、第5世代移動通信システム(5G)などの先端技術のモノのインターネット分野における研究開発・応用、設備管理、接続管理、アコースティック・エミッション(AE)、業務分析などのモノのインターネットプラットフォームの構築が含まれます。

モノのインターネット分野には、主にモノのインターネット技術の緊急連動、食品・医薬品監督管理、スマートパーク、電子政務、デジタル技術による都市管理、スマート環境保護、平安都市、スマート観光、スマート交通、スマート物流などの分野での応用が含まれます。

. 5G

5G分野には、5G通信プロトコル、ミリ波、小さな基地局、ネットワークスライシング、モバイルエッジコンピューティング(MEC)、クラウドコンピューティング、大規模アレイアンテナ、衛星通信などによる5G+融合の応用シーンの拡大及び各分野のコア技術の難点突破が含まれます(これらに限定されない)。また、第6世代移動通信システム(6G)に関して、6G通信プロトコル、量子通信、テラヘルツ通信、可視光通信、衛星インターネットサービス、「北斗」衛星測位システム、ホログラムの無線伝送、大規模の再構成可能なインテリジェント・サーフェスなどを使った6Gの関連技術の研究、次世代移動通信のレイアウトのための基盤構築が含まれます(これらに限定されない)。

. 車のインターネット

車のインターネット分野には、自動運転、高精度地図・測位、交差点でのスマート連携通行、利用ベース自動車保険(UBI)、車両衝突警報、ネット連続型隊列走行、自動駐車、道路状況感知、車両・道路・クラウド一体化協同、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などの典型的な応用シーン、応用技術、その他の車のインターネット関連の応用プロジェクトが含まれます。

. スマート製造及び新材料

スマート製造分野には、主に人とロボットの協働作業(HRC)、デジタル・スマート工場などの産業用ロボット、スマート運転・教育・娯楽、医療・健康などのサービスロボット、公共安全、緊急救援、特殊作業などの特殊環境用ロボット、及びコントローラー・サーボモータ・駆動装置、ハーモニックドライブ減速機、自主制御可能なロボットOSなどロボットのコア部品の研究開発及び産業化、インダストリアル・インターネット、インダストリアル・ビッグデータ、高級数値制御装置、シミュレーションソフトウェア、3Dプリント、マイクロ・ナノ技術、高精度測量・分析、ドローンなどの技術研究開発が含まれます。

新材料分野には、主に高機能の軽合金材料をはじめとする機能性金属材料の技術革新、鉄系超伝導、液体金属、グラフェン、高性能繊維、複合材料などの機能性材料技術非金属無機材料、高性能繊維及び製品、複合材料、最先端の新材料などの研究開発・応用、有機発光ダイオード(OLED)などのディスプレイ材料の研究開発の産業化が含まれます。

. 省エネ・環境保護及び新エネルギー

省エネ分野には、主に工業の省エネ、建築物の省エネなどが含まれます。また、二酸化炭素(CO2)回収・有効利用・貯留(CCUS)、高効率な工業炉処理技術、高効率な工業余剰エネルギー回収・利用技術、工業システムの最適化・省エネ技術、先進的な建築物の省エネ技術、クリーンな暖房供給、環境配慮型の交通技術及び工業、建築物、インフラ分野の省エネに応用されるデジタル技術及びスマート省エネ技術など重点を置きます

環境保護分野には、主に大気汚染、水質汚染の防止・改善、土壌管理・修復、固体廃棄物処理・処分、振動・騒音低減、オンラインによる環境モニタリングなどの関連分野の技術設備及び統合的な応用が含まれます。

新エネルギー分野には、主に水素エネルギー及び燃料電池の独自技術開発、バッテリー交換技術及び急速充電技術、グラフェン電池、全固体電池、太陽光発電及び熱の利用、先進的な原子力システム、クリーンで高付加価値の石炭化学工業、先進的な石油・ガス採掘の重要設備、エネルギーのインターネットなどの関連技術の研究開発が含まれます。

十一. スポーツテック

スポーツテック分野には、ハイエンドスポーツ設備・器材、スポーツ医療・健康、会場建設、試合中継、スポーツサービスなどの方面の先端技術の研究開発・革新・応用、スポーツ製品及びサービスの生産、伝播、消費のデジタル化とインターネット化が含まれます。

十二. 農業科学技術

農業科学技術分野には、農業生命科学、植物生産、動物生産・健康、農業資源環境、食品科学、農業工学などの方面のほか、養殖から栽培、食品までの全プロセスのモニタリングシステム及び関連技術の研究開発・産業化並びに食品安全の関連検査及び食品由来疾病のトレーサビリティ・予防・早期警戒プラットフォームの建設が含まれます。

 (情報提供:全国科学技術イノベーションセンター)