故宮博物院は29日、北京で「太和学者プログラム」を正式に始動し、海外を対象に訪問学者を募集すると同時に、故宮博物院の学者を選んで海外に派遣すると発表した。

「太和学者プログラム」は、学術来訪と学術外遊の二つのセクションに分かれている。

学術来訪プログラムは、海外で関連研究に従事するベテラン研究者と若手研究者が故宮博物院で学術研究と学術交流を展開することを支援・助成するもので、期間は3~6カ月である。海外の博物館の管理、保護、展示、科学研究、デジタル化と文化クリエーティブ製品の開発などの先進的な理念と経験を導入し、故宮博物院と海外の博物館をはじめとする学術機関とのより深い業務交流を推進し、国内外の学者が共同で故宮関連の学術研究を展開することが目的である。

学術外遊プログラムは、故宮博物院のベテラン研究者と若手研究者が海外で学術研究と学術交流を行うことを支援・助成するもので、期間は3~12カ月である。学者の国際的視野を広げ、業務レベルと学術レベルを向上させ、故宮博物院の科学研究・学術の国際化発展を推進することを目的としている。なお、2023年度に故宮博物院は1~5人の太和学者を選んで海外に派遣し、学術訪問と交流を展開する。

このプログラムは、黄廷方慈善基金が資金を提供する。同基金はこれまで、延禧宮建築群の研究的保護と修繕、外国文化財館の準備、香港故宮文化博物館の研修などにも資金援助してきた。(雲、野谷)