

画中遊建築群は頤和園万寿山の西南斜面に位置する、画中遊殿、愛山亭、借秋楼、石牌楼などの建物で構成されている緑美しい雄山地の特徴をもつ園中園である。非常に特徴的な建築物で知られており、観光客は登閣して昆明湖を眺めることができるほか、壮大な景観をカメラに収めることもできる。

澄輝閣の2階は他と比べ特に見晴らしがよく、美しい風景を目に収められるため、この景色を一目見ようと集まる観光客も多い。

東屋の8本の柱は「額縁」のように柱の間から様々な景色を映し、方向ごとに独特の景色を見ることができる。南を向くと昆明湖の景色を見下ろすことができ、西に目を向けると玉泉や西山の山色を眺めることができるのが特徴になっている。日差しのよい午後4時ごろに、日光を背に人物のシルエットを撮影するといい写真がとれるため、観光客や市民らにこの時間帯での観覧をおススメする。


画中遊全体建築群の総延べ床面積は1021平方メートル、楼と閣をメインに、大きな石や柏を重ね山を繋ぐ回廊によって上下を繋いでいる。景観スペースの大きさは階層ごとにかなり異なり、上下の2つの階層に分かれていることが多い。

愛山楼、借秋楼と石牌坊より南の庭園部分が1段目となっている。八角形の澄輝閣を中心に、東に愛山楼、西に借秋楼という造りになっている。

2段目は、画中遊の中流の本殿を中心に、2本の抱え込み状の山廊で囲まれている。
今回の頤和園画中遊建築群の修繕工事は1985年以来、初めてとなる比較的大規模な工事となる。

現在、「画中遊」観光エリアのオフシーズン開放期間(11月1日~3月31日)中は8時30分から17時までとする。ハイシーズン(4月1日~10月31日)の開園時間は8時から18時になり、時期によって時間帯が異なるので注意が必要だ。(「画中遊」観光エリアには追加でチケットを購入不要)


(情報提供:北京市海淀区人民政府)