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2023-03-21  |  

これから春の花見シーズンを迎える北京市は、各区合計121カ所の公園花見エリアを開放した。市民は自宅から徒歩圏内の公園で花見や野遊びを楽しめることができるようになった。また60の春季公園文化イベントでは、花見・野遊びと特色ある生態・文化イベントを開催し、市民は特別な春のお出かけ体験をすることができる。

現在、北京市は都市レジャー公園、都市森林、ポケットパークなど、1050カ所の公園が設置されている。

都心部のおすすめ花見エリア:

気温の上昇につれて、都心部で一部の花が咲き始めた。観光客は頤和園や万寿山の裏山などのエリアで桃の花を、仁寿殿の南北牡丹台、佛香閣の国花台ではボタンを3月中旬から5月上旬まで鑑賞できる。4月上旬、国家植物園(北園)ではモクレンが満開になり、園内に植えられている40万本のチューリップの開花時期は3月下旬から5月上旬までとなっており、コウシンバラ特別園では1500種類以上、合計10万本以上のコウシンバラの集中的展示が行われる。4月中旬から、景山公園で569種のボタンの展示が行われる予定だ。

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3月9日、景山公園の万春亭前でヤマモモが満開に

東城区の明城壁遺跡公園はウメの名所として知られ、園内には50種類以上、1000本以上のウメが植えられている。龍潭西湖公園には、ハクモクレン、桜、ハナカイドウなど春を代表する様々な植物が植えられており、西城区の蓮花河都市レジャー公園では、3月以降ヤマモモ、ヘキトウカ、ハナカイドウなどが相次いで開花予定だ。

朝陽区にあるオリンピック森林公園には123万平方メートルを超える北京最大の花見エリアがある。公園にはヤマモモ、レンギョウ、アンズ、ライラック、ハナカイドウ、ヘキトウカ、桜など数多くの春の植物が植えられている。様々な品種の植物を大量に育てているため、他の花見スポットと比べ花見を楽しめる期間が長く、近隣住民らが花を楽しむには最高の場所となっている。海淀区の北塢公園、中塢公園、両山公園では、5月頃に菜の花が咲き始める。

北京西部に住んでいる市民には、4月末からボタンやライラックなど春の花が咲き乱れる豊台区の北宮国家森林公園を訪れることをおすすめしている。石景山区の北京国際雕塑公園に植えられたハクモクレンは例年3月下旬から4月中旬にかけて見頃を迎える。

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3月7日、明城壁遺跡公園で咲き始めるウメ

北京郊外のおすすめ花見エリア:

都心部に比べ、北京郊外地域は比較的涼しいため、開花時期が遅い。そのため、観光客が少なく、落ち着いて観光するのに最適な場所である。通州区の都市緑心森林公園では、オウバイ、桜、ハクモクレン、ハナカイドウが相次いで見頃を迎える。

大興区にある、念壇公園の北門両脇の1000メートルに及ぶ桜並木、興旺公園のボタン、清源公園のオオアラセイトウは花見にぴったりの場所である。昌平区に住んでいる市民は東小口森林公園第1期・第2期、東小口都市レジャー公園でイチハツやオウバイなど、春の花を楽しむことができる。延慶区では、世園公園の万花広場の花海、国際館周辺の花海、ハナカイドウ並木道などの花見エリアで桜、ゼラニウム、セージなどの花を楽しむことができる。

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3月9日、オリンピック公園でハクモクレンが満開に

春の花を楽しむ一方、北京市の主要な公園や景勝地では、60の特色ある文化イベントが開催される予定だ。

3月25日から、頤和園では特別展を開催し、益寿堂の輝かしい歴史を体系的に紹介する。国家植物園(北園)では初の桃の花観賞シーズンと世界名花展を開催し、また3月から4月にかけて、天壇公園でも春の花見をテーマとした12のイベントが開かれる予定だ。景山公園では4月中旬に「春の花・第26回景山ボタン文化芸術祭」の開催を予定しており、テーマ別の特別展示や体験活動、文化創意製品の展示・販売などを行う。

明城壁遺跡公園では第16回ウメ文化祭を開催、イベント期間中、ウメ鑑賞散策のほか、無形文化遺産の展示、彩画、写生、朗読などの文化イベントが行われる。月壇公園、万寿公園、人定湖公園ではボランティア植樹デーに関連したイベントを開催する予定だ。

5月上旬、海淀公園では田植え祭がある。北京国際雕塑公園ではハクモクレンの花を観賞しながら中国の伝統文化を体験できる「第20回ハクモクレン観賞会」が開催される。

春を迎えるとともに、北京市で行われている各緑化プロジェクトが徐々に動きを見せている。2023年、北京市では新たに22カ所の都市レジャー公園と都市森林、10カ所の郊外公園、50カ所のポケットパークと小型緑地の建設を予定しており、年間を通して、20カ所の全年齢対象の公園建設、20カ所の郊外公園の改修・整備を予定している。今まで以上に高品質なグリーンレジャースポットを増設することで、市民が日常生活で緑や自然に接する機会が増え、より快適な生活の実現を目指す。

市民は首都園林緑化の公式WeiboやWeChat公式アカウント、北京市園林緑化局の公式サイトを通じて、春の花見に関する最新情報を確認できる。また野遊びや花見を楽しむ際、花や枝を無断で折ったり、山菜等を掘り起こしたりしないよう節度ある行動をとるように呼びかけている。

(写真・情報提供:新京報)