4月8日、大運河水源地遺跡公園がオープンした。公園は昌平新城濱河森林公園に隣接しており、都龍王廟・龍泉禅寺・九龍池・石碑亭等の文化財の修復を完了した上、長流恵沢、山水清音という2つの景勝地、及び運河源・引水台・聆泉処・読泉圃という4つのスポットが追加された。
白浮泉(写真提供:新京報)
開園初日、大運河水源地遺跡公園内はとても賑やかで、写真を撮るために市内各地からの観光客が友人とともに殺到してきた。
公園に入ると、まず目に映るのは「龍泉漱玉」の4つの文字が刻まれた牌楼で、それをくぐって景勝地に入ると、白浮泉の文化の旅が正式に始まった。龍泉禅寺の中に、「大運河の水源地の歴史と文化の展示」では、元の時代の郭守敬による水利工事の歴史が詳しく紹介され、インタラクティブな問答やホログラフィックプロジェクションなどの方式をもって立体的に展示されている。
郭守敬の紹介(写真提供:新京報)
龍泉禅寺脇の山道を沿って龍山の頂上まで行くと、都龍王廟に着く。本堂の扉を開けると、東西の山壁に保存されている、清朝末期から中華民国初期にかけて描かれた壁画が見える。科学技術が発達していなかったあの時代の、人々の素朴な感情やより良い生活への憧れを反映している。
都龍王廟(写真提供:新京報)
大運河水源地遺跡公園にある代表的な観光スポットである九龍池は、緑の木々に囲まれ、9つの龍の頭から澄んだ泉が絶え間なく池に流れ込み、その上には「白浮之泉」と書かれた扁額を掲げられた擬古の東屋がある。その東屋に石碑があり、正面に「白浮泉遗址(白浮泉遺跡)」と刻まれている。
元大都の水上運送と航行のための水利プロジェクトとして、白浮泉遺跡は2013年に国家級重点文化財保護機関として登録された。新たにオープンした大運河水源地遺跡公園は、白浮泉の歴史文化遺産をベースに、昌平新城濱河森林公園と統合され、山と川が映し合う空間配置を形成し、白浮甕の山河文化景観帯を作り、大運河水源地の歴史と文化を継承し、保護することで、白浮泉遺跡の環境の質を向上させている。
大運河水源地遺跡公園の総計画面積は63.16ヘクタールで、段階的に建設を実施されていくが、現在、11.6ヘクタールの第1段階が完了し、使用されている。次に、昌平区では、主に鳳山と化荘村の立ち退き区域を含む約31.15ヘクタールの面積をカバーする第2段階の建設を引き続き実施する。
(情報提供:北京日報)