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最近、北京で質の高い展覧会が相次いで開催されています。皆さん、夏の暑い日には、展覧会を見に行ってみてはいかがでしょうか!

01 尹毅絵画科学研究作品展

中国国家博物館、中国美術家協会、シルクロード計画研究センターが共同で主催する「芸術+科学:尹毅絵画科学研究作品展」がこのほど、国家博物館で開催されました。同展は民族精神を発揚し、中国の水墨画の伝統的な文脈の延長と発展を模索することを趣旨とし、芸術家である尹毅氏の芸術的探求および最新の科学的研究成果を体系的に展示しています。

尹毅氏は長期的に芸術と科学の融合を実践・探求することに力を入れており、絵画の練習と芸術の教養を高め、より豊かな芸術の言語と空間を探りながら、画法と材料について深く考え、絶えず絵画のキャリアを最適化し、創作によりよく役立てます。

本展では、5つの展示エリアに分かれており、尹毅氏の異なる時期やスタイル100点以上の水墨画が展示されるほか、尹毅氏が主宰して実施した複数の国家級課題の成果も展示されています。その中には美術品鑑定申請用の特許ハードウェア装置や美術品鑑定システム構築のマインドマップなどが含まれています。

入場料:無料

会期:展示中

展示場:国家博物館北1、北2展示室

02 鄧拓寄贈の中国古代絵画名品展

58年前、鄧拓氏は個人で収蔵していた140点(セット)余りの古代絵画作品を無償で国に寄贈し、中国美術館に永久的に収蔵させ、公共文化財産として後世に伝えました。2022年は鄧拓氏の生誕110周年にあたり、6月21日に中国美術館が企画・主催した「鄧拓寄贈の中国古代絵画名品展」が一般公開され、中国古代絵画の文化的価値と永遠の魅力を紹介しました。

本展では、鄧拓氏が寄贈した芸術の逸品70点(セット)余りを選定し、寄贈作品に「竹石」のイメージを掘り下げ、中国の伝統的な花鳥画や山水画の芸術的特徴と内的精神を示しています。出展作品は、陳容の「雲龍図」、唐寅の「湖山一覧図」、仇英の「采芝図」、王原祁の「倣黄公望山水」、石涛の「山水(画帖・新書判)」、鄭燮の「蘭竹図」など、昔から伝わった宝物が多数展示されています。

入場料:無料

会期:本日から2022年7月14日(木)まで

展示場:中国美術館19、20、21展示室

03 科学図と生物標本展

本展は主に2つの部分に分かれており、1つ目は植物科学図と植物標本で、描画作品は約103点で、そのうち原画は26点です。また、約30点の植物の標本があります。2つ目は動物科学図と動物標本で、それぞれは北京自然博物館に収蔵されている動物標本と北京自然博物館展示部門が描いた8点の科学図です。それに、科学図に相応しい科学知識の紹介などが添えられています。

本展は、科学と芸術がより緊密に結びつくことを目指しています。来場者は自然界の植物に関する知識を理解するだけでなく、植物の探検や採集の裏話、科学の精神を学ぶこともできます。同時に大自然の美しさを鑑賞し、さまざまな視点から美を発見し、知識と美の芸術の感化を得ることができます。

入場料:1人20元

会期:本日から2022年9月18日(日)まで

展示場:北京自然博物館展示棟1階の臨時展示室

04 出会い・メソポタミア シリア古代文物名品展

「出会い・メソポタミア:シリア古代文物名品展」が国家典籍博物館第3展示室で開催され、古い文明のゆりかごからの貴重な文物がお目見えします!

本展では、シリアの美しい文化財196点(組)が展示され、長い歴史と文化を描き出すとともに、中国とシリアの友好的な文化交流を紹介する予定です。

入場料:一人30元

会期:2022年6月25日(土)~2022月9月12日(月)

展示場:国家典籍博物館第3展示室

05 磁秘・物語アート展

磁器文化の伝承は中華文明の伝承でもあり、太古の昔から平地に積み上げて粗い士陶を焼成していました。東漢時代になると、陶器は土ぼこりに生まれて質が柔らかい玉のような磁器に変化しました。それ以来、磁器は独自の歴史を歩んできました。唐、宋、元、明、清の時代にわたる家族史の物語であり、世代を超えて磁器の神秘を探ってきた様子がつづられています。

展覧会は序、唐、宋、元明、清、続の7つの章に分かれており、一族全体の神秘的な旅や、磁器による海外貿易がピークに達しつつあった明・清時代の矛盾を探求・発見していきます。

入場料:一人138元

会期:2022年6月25日(土)~2022年10月9日(日)

展示場:中華世紀壇2階世紀芸術展示室の西ホール

*上記した展示場は一般公開を再開しています。ご来場の際は、事前に予約してください。防疫対策を自覚的に遵守し、一箇所に人が大勢集まらないようにしてください。