12日間にわたって開催中の国連の「生物多様性条約」第16回締約国会議(以下、COP16)がコロンビアのカリ市で開催されている。現地時間10月26日、COP16の公式パラレルイベントとなる第8回世界地方政府および都市サミットの会場で、北京市門頭溝区が「自然都市」プラットフォームに選ばれ、北京市初選出の行政区となった。
「自然都市」プラットフォームは、イクレイ-持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会(ICLEI)、国際自然保護連合(IUCN)、ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)が発起し、国連環境計画(UNEP)、国連「生物多様性条約事務局」が支援する世界都市間の知識を共有し、事例を披露するためのプラットフォームである。
門頭溝区は北京西部の重要な生態涵養エリアであり、区内には森林、灌木、草原、河川、湖、湿地などの自然または半自然生態系タイプがあり、北京における7つの生物多様性の中心地の1つである。
門頭溝区は生物多様性保全活動を地域の質の高いグリーンモデルチェンジ発展プロセスに融合させ、区レベルの生物多様性保全行動計画を発表することを通じて、百花山国家級自然保護区を代表とする自然保護地体系を構築し、絶滅危惧種の救済プロジェクトを系統的に実施し、北京市初の国家級疫病モニタリング予防・コントロール基準ステーションを構築するなどの措置を講じており、生物多様性保全の主流化プロセスを積極的に後押ししている。
情報提供:北京門頭溝