このほど、北京株式取引センター（北京四板市場）で株式投資と創業投資の持分譲渡の先行的な試行を展開することが証券監督管理委員会により正式に批准された。この先行試行により、北京の「両区」建設のもう一つの重点任務における突破的な進展と、北京の「両区」の政策の重ね合わせによる優位性が示された。

今回の先行試行が北京で実施される理由は北京の恵まれた優位性にあると、北京地方金融監督管理局李妍副局長が示した。すなわち、北京には全国からの優秀な機関投資家が集まり、社会保険基金、大手商業銀行、投資信託会社の子会社、保険会社、公募基金、大規模政府系ファンド、マザー基金が多数あり、富裕層の投資家が大勢いるという優位性だ。

それだけでなく、北京市はビジネス環境に優れており、法治化のレベルも比較的に高く、人的・知的リソースと整備された金融市場のインフラを持っており、フィンテックテクノロジーの実力が十分であるという、持分譲渡の先行試行を展開するためのもう一つの優位性も備えている。

今回批准された試行を通じて、北京市は産業チェーン全体を構築し、政策の空白を埋めていく予定だ。各関係部門も国家監督管理部門のリスク予防とコントロールに対する要求を真剣に貫徹し、プライベート・エクイティの限界ラインを厳守し、投資家の参入を厳しく管理し、基準に達した投資家の参入のみを認め、プライベート・エクイティ・ファンドの持分譲渡プラットフォームを北京市の実体経済に寄与するものとしていくため、「双循環」の発展構造を促進していくため、そして金融改革のイノベーションを深化させていくための重要な足がかりとして造り上げていく。

（情報提供：北京日報）