2024年中関村フォーラム年次総会の日程発表

北京日報
2024-04-22

「イノベーション:より良い世界の構築」をテーマとする2024年中関村フォーラム年次総会が4月25日から29日まで、新設された常設会場で初めて開催される。4月17日午前に国務院新聞弁公室が開いた記者会見では、今年の同フォーラム年次総会の日程の詳細が紹介された。

一.4月25日午前、2024年中関村フォーラム年次総会の開幕式及び全体会議が開催予定

国家指導者層、国際科学技術組織の責任者、在中国外国使節、関係部(「部」は日本の省に相当)・委員会及び省・区・市代表団の責任者、国内外の科学研究機関やハイテク企業の責任者を招待するほか、会議の一環として、今年のテーマをめぐりノーベル賞受賞者を含むトップクラスの科学者や有名企業家によるスピーチが行われる。

二.国家の部・委員会、国際組織、北京・天津・河北などの省・市によるパラレルフォーラムが計60回開催予定

科学技術のフロンティアという議題をめぐり、基礎研究、人工知能、宇宙科学などをテーマとするフォーラムが開催される。新質生産力(「新質生産力」とは、新たな高水準の現代化生産力を指す)という議題をめぐっては、未来産業、エンジニアリング・テクノロジー、国有企業による発見・発明、スーパーハイビジョン視聴などをテーマとするフォーラムが開催される。(対外)開放におけるエコシステムという議題をめぐっては、北京-天津-河北、北京-香港・北京-マカオ、中国-ヨーロッパ産業協力、世界の模範となる(産業)インキュベーターなどをテーマとするフォーラムが開催される。科学技術人材という議題をめぐっては、ハイテク分野の女性人材、国際青年、留学生などをテーマとするイノベーションフォーラムが開催される。科学技術ガバナンスという議題をめぐっては、知的財産権保護、科学技術と法治、データセキュリティガバナンスなどをテーマとするフォーラムが開催される。さらに、4月27日から29日にかけて、石景山区首鋼パークで第8回中国SF大会も開催される予定である。中関村フォーラムのパラレルフォーラムの一つとして、同大会では、SF技術、SF創作、SF産業育成などの議題をめぐり、フォーラム会議、SF映画ウィークなど18の多彩な催しが企画されている。

三.技術取引大会

今年は国際性、最先端、実効性という特徴をさらに際立たせ、イギリス、イタリア、韓国など6カ国の主要国別需給マッチング会、4回にわたる国家級科学技術成果実用化「お披露目」会、8回にわたる「高精尖(ハイレベル・精密・先端的)」製品「お披露目」会を含むイベントを計30回開催し、イギリス、フランス、ドイツ、日本など40以上の国と地域のイノベーションプロジェクト計6000件以上を網羅し、新技術・新製品トップ100ランキングや国際技術取引プロジェクトトップ100ランキングを発表し、「国際的な物品売買」に関する技術取引の盛会を運営し続けていく。

四.成果の発表

例年に引き続き、同フォーラムの目玉の一つとして、年次総会の開幕式、パラレルフォーラム及び関連セクションにおいて重大成果発表会が設けられる予定である。また、4月29日午後には、特別発表会が開催され、世界に向けて一連の重要なオリジナル成果、影響力の高いイノベーション政策、最新研究レポートが発表される予定で、引き続き同フォーラムが世界の最先端科学技術と未来産業の「新潮流」を反映させる場となるよう整備を進める。

五.フロンティア大会

今回の大会は国内外の8つの競技エリアを設置し、「世界各国の有志を招待し、同じ舞台で競技する」との原則に基づき、量子情報、フォトニクスコンピューティング、メタバースなど多くの細分化された部門をカバーし、75の国と地域から3100件以上の参加プロジェクトを募集し、現在、これらの細分化された部門の競技が行われている。同フォーラム年次総会の会期中は決勝大会が開催されるほか、「継続的なサービスを提供し、成長を後押しする」メカニズムを構築し、大会参加企業に投融資、事業所の確保、需給マッチングなど全方位的なサービスを提供する。

上記5つのセクションのほか、「城事」イノベーションフェスティバル、キー&コアテクノロジーカーニバル、企業特別会など20以上の関連イベントを開催し、市民に科学の精神を伝え、科学者、企業家、投資家などのための交流・協力プラットフォームを作り出し、世界中の知恵をつなぐ「応接室」を構築する。

(情報提供:北京日報)