瑠璃廠の外観
すずり
毛筆
北京の有名な文化街である瑠璃廠の歴史は、清の時代までさかのぼります。最初は瑠璃瓦を作る場所でした。清王朝時代に、試験を受けるために北京にやって来た文化人がここに集まって住んでいました。ここには書籍や「筆墨硯紙」(ひつぼくけんし)を販売する店が多く、文化が色濃く残されています。
瑠璃廠には老舗が特に多く、例えば、槐蔭山房や、李福寿筆荘、中国書店、一得閣、栄宝斎などが挙げられます。老舗の数が最も多かった時は百店舗余りもありました。またここは、于右任や、張大千、斉白石などの有名な文化人が集まった場所でもあり、観光で北京に来た外国人の多くがここを訪れます。
ここ数年間、文化・クリエイティブ産業の理念が瑠璃廠文化産業パークに取り入れられ、将来的にここは文化・クリエイティブ産業パークのコアエリアとなる計画です。
(情報・写真提供:北京市西城区人民政府)