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【352】便宜坊焖炉烤鸭 VCG 内容 800.jpg

(写真提供:VCG)

悶炉(窯焼き)北京ダックは、「直火で焼かない」ことを特徴とする。「悶炉」の窯本体は煉瓦で作られ、アヒルを焼く前に、まずソルガムなどの燃料を燃やして炉に入れ、炉を適切な温度まで加熱してから火を消し、アヒルを炉内の鉄板の上に掛けた後、炉の扉を閉め、炉内の炭火と炉壁の余熱でアヒルを焼き上げる。焼き上げる途中、火加減が確認できないため、高い技術力が求められる。温度が高すぎると焦げてしまい、逆に低すぎると火が通らない可能性がある。焼き上がったアヒルはあずき色で、皮がパリパリツヤツヤとしていて、肉が白くて柔らかく、旨味が濃い。悶炉北京ダックで最も有名なのは全国的に見ても、やはり北京の便宜坊だ。

便宜坊は明の時代に初店舗を構えた。明の嘉靖年間、当時兵部員外郎を務めていた楊継盛がそこで北京ダックを食べた後、「便宜坊」の扁額を書き残したと言われている。その後、便宜坊の名は世間に広く知られるようになった。1956年、鮮魚口にある「便宜坊」は公私合営を実現し、北京市唯一の本場の「悶炉北京ダック」の店となった。

2008年、便宜坊の北京ダックの窯焼き製法は国家級無形文化遺産リストに登録された。

(情報提供:東城区人民政府公式サイト)