経済

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2024年、北京市の経済は安定した成長を維持し、社会保障体制の整備も進み、首都としての質の高い発展において新たな成果を収めた。

市全体の域内総生産(GDP)は約4兆9800億元で、前年比5.2%増となった。常住人口ベースでの一人当たりGDPは22万8000元であった。

2024年末時点での常住人口は2183万2000人で、前年末から2万6000人減少した。都市部人口は1926万人で、常住人口に占める割合は88.2%である。常住人口の出生率は6.09‰、死亡率は6.08‰、自然増加率は0.01‰であった。

一般公共予算歳入は6372億7000万元で前年比3.1%増、歳出は8396億5000万元で前年比5.3%増となった。科学技術のイノベーションや製造業の発展を支援するための減税・料金引き下げ・税還付の規模は1500億元を超えた。年間の消費者物価指数(CPI)は前年比0.1%上昇した。

北京市のデジタル経済付加価値額は前年比7.7%増。そのうちコア産業の成長率は10.1%に達した。ハイテク産業と戦略的新興産業(両者は一部重複する)はそれぞれ6.4%と5.7%の伸びを記録。ハイテク産業への投資は37.2%増加した。

年間の固定資産投資(農家を除く)は前年比5.1%増、証券取引総額は238兆5000億元で前年比12.8%増、市場総消費額は前年比2.1%増となった。

一方で、北京市の貨物輸出入総額は3兆6083億5000万元で前年比1.0%減少。このうち、「一帯一路」共同建設国との貿易額は2兆1197億7000万元で、地域全体の58.7%を占めた。新たに設立された外資系企業は2012社で、前年比16.4%の増加。

また、北京市から天津市と河北省への技術移転契約の成約額は843億7000万元に達し、前年比12.7%増となった。

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