国際協力中関村賞は2019年に設立され、北京市科学技術賞の一つとして、北京市の個人及び組織の国際科学技術交流・協力の実施を支援し、北京市の科学技術イノベーションの国際化レベルと世界的影響力を向上させる外国人を奨励することを目的としている。
表彰審査基準:
1.国際協力中関村賞の受賞候補者は、以下のいずれかの条件を満たしている必要がある。
(1)北京市の個人又は組織との共同研究、開発等の面において重大な科学技術成果を挙げ、かつ顕著な経済・社会的利益又は生態環境的利益を獲得し、当市の経済社会の発展を促進した場合。
(2)北京市の個人又は組織に先進科学技術を伝授し、重要な科学技術発展に関する提案・対策の提示を行い、科学技術イノベーション人材又は科学技術管理人材の育成等において際立った貢献をした場合。
(3)北京市の国際大科学計画及び大科学プロジェクトへの参与を後押しし、当市と他国、国際組織との交流協力の促進等の面で際立った貢献をした場合。
2.候補者は外国国籍を有する科学者、工学技術者及び科学技術管理者等に限るものとする。
3.候補者が所属している会社は北京市行政区域内に登録済みであること。
表彰審査の流れ:
1.国際協力中関村賞は指名制度を採用し、候補者は次の個人及び組織により指名されるものとする。
(1)国家最高科学技術賞受賞者、中国科学院院士、中国工程院院士、際立った貢献をした中関村賞歴代受賞者。
(2)北京市人民政府の関係部門、直属機構、区人民政府。
(3)北京市の指名規定により資格を有する学会、業界協会及びその他の組織。
表彰授与:
毎年一回行われ、毎年の受賞者は10名以下とする。
(情報提供:北京市科学技術委員会、中関村科技園区管理委員会)