中関村科学城(中関村サイエンスシティ)は北京市の北西部に位置する。主要エリアは中関村海淀園の174平方キロメートルを含み、さらに海淀区全域および生命科学園など昌平区の一部地域まで拡大している。北京市国際科学技術イノベーションセンターの中核区域である。
中関村科学城には、北京大学、清華大学、中国科学院に代表される名門大学・研究機関が集積し、豊富な基礎研究開発資源を有する。また、智源研究院、量子研究院、微芯研究院に代表される研究開発機関は、柔軟な体制・メカニズムを備え、継続的にイノベーションの活力を生み出している。
「大信息(ビッグデータや情報テクノロジーを柱とする産業)」、「大健康(健康コンサルティングや公衆衛生サービスを柱とする産業)」に代表されるハイレベル・精密・先端的産業体系が持続的に牽引的・模範的役割を果たし、地域の質の高い発展を後押ししている。大学サイエンスパークや革新型インキュベーターなどのイノベーション拠点が次々と誕生し、株式投資機関、知的財産権サービス機関、人材サービス機関、各種連盟・協会などのイノベーション要素も急速に集積している。これにより、イノベーションと起業のエコシステムが継続的に最適化されている。
百度(バイドゥ)、小米(シャオミ)、聯想(レノボ)などの有名テクノロジー企業はここから世界へと羽ばたき、字節跳動(バイトダンス)、寒武紀(カンブリコン)、曠視(メグビーロボティクス)などの新興リーディングカンパニーが台頭している。
また、マイクロソフト、IBM、SAPなどの国際企業も研究開発センターを設置している。
活気に満ちた「イノベーションの熱帯雨林」ともいえるエコシステムが形成されつつあり、海淀区の「双創(大衆による起業とイノベーション)」モデル拠点は5年連続で国務院から表彰を受けている。