北京国際児童デザインイノベーション体験展を見学する来場者(撮影:方非)
北京国際デザインウィーク2023のメインイベントが、10月7日に閉幕した。
北京国際デザインウィーク2023では、北京市・天津市・河北省合わせて70以上の会場、約350万平方メートルのスペースで、1000を超えるクリエイティブ・デザインイベントが開催され、50以上の国と地域から6000人以上のデザイナーと1500余りのデザインブランドおよびデザイン会社が参加した。国内外から350万人以上が来場し、またオンライン中継を通じたイベントの参加者は8000万人以上に上った。
北京国際デザインウィーク2023の重点イベントの一つである第2回宇宙航空国際SFシーズンでは、宇宙航空科学技術産業協同イノベーションセンターが今後の成果実用化・提携促進につながることを期待して、数十項目の宇宙航空にまつわるキーテクノロジーとコアテクノロジーをデザイン業界に向けて公開した。これにより、デザインウィークとキーテクノロジー分野の間のイノベーションが着実に一歩前進した。
また、重点フォーラムである台湖舞台美術国際フォーラムでは、中国初のXRデジタル演劇『マクベス』の予告映像が解禁された。拡張現実の技術を活用することで、従来の演劇舞台により深く、より幅広い奥行き感が与えられた作品となっている。
さらに、2024年を見据えた国際デザイン協力計画も進められている。デザインウィークの組織委員会はフランスの工芸家組合(Ateliers d’art de France/アトリエ・ダール・ドゥ・フランス)と提携協定を締結し、2024年を目処に、北京市での中国国際工芸イノベーション博覧会の開催を目指している。また、ミラノ児童デザインウィークとも協定を結び、2024年に協力を深化させる構えだ。
(情報提供:北京日報)