北京市経済情報化局がこのほど公表したデータによると、今年第1四半期から第3四半期までの北京のデジタル経済の付加価値額は同期比7.6%増、デジタル経済中核産業の付加価値額は同期比10.4%増となり、北京の経済は革新的かつ質の高い成長への舵切りを加速した。
デジタル情報産業は19.5%増、戦略性新興産業とハイテク製造業の付加価値額はそれぞれ14%、8.3%に達した。今年第1四半期から第3四半期にかけて、北京の高精尖(ハイレベル・精密・先端)産業構造は改善され続けている。北京市は新興産業を創出・拡大し、将来を見据えて未来産業を配置することで、産業の高度化を積極的に後押ししている。例を挙げると、ハイレベル自動運転モデルエリアは将来的に北京市全域の3000平方キロ圏内に規模を拡大し、北京市汎用人工知能産業イノベーション・パートナーシップ・プログラムには合わせて260社の川上・川下エコシステムパートナーが参加し、北京市では94の大規模AIモデルが申請・発表された。
目下、北京は中小企業サービスシステムをおおむね整備し、重点企業チームを2万社以上創出した。北京は汎用人工知能、ヒューマノイドロボット、医薬・健康など優位性のある分野をめぐり、第一陣として約20社が集積する未来産業イノベーション・インキュベーション基地を建設し、より多くの「国家級専精特新(専門性・精細性・特色性・斬新性の特徴を備えた)企業」をインキュベートする。
(情報提供:新華社)