このほど、北京市初となる市場監督管理システムの「ブラックライト」AIラボが平谷区で稼働を開始した。
「ブラックライト」ラボとは、照明を消した実験室という意味ではなく、すべての検査工程において人が常時監視することなく、24時間体制で自動運転が可能な実験室を指す。プログラマーが事前にコンピューター上でプログラムを設定すると、小型ロボットがAIによるスマートなスケジューリングに従い、サンプルの称量、前処理、機器による検査まで、ラボ内で全工程を自動で完了する。

現在、このラボは主に残留農薬等の安全性指標に関する検査機能を備えており、生鮮農産物や包装済み食品等を対象としている。すべての工程は記録が残され、データの改ざんもできないため、「サンプルを搬入すれば検査結果が得られる」という完全無人の検査体制を実現している。また、自動生成された検査報告書は平谷区市場監督管理局の食品・薬品安全早期警戒プラットフォームに直接アップロードされるとともに、法執行担当者にも送信される。担当者は早期警戒情報を受けると現場で調査・対応を行い、残留農薬の基準値超過等の不適合品が発見された場合は、直ちに販売を停止し、法令に基づき調査・処分を行う。
2026年7月の稼働開始以来、「ブラックライト」AIラボでは1日当たり約100点の食品サンプルを検査している。今後は検査項目を拡充し、動物用医薬品の残留、食品添加物、重金属、微生物等の特別検査を新たに追加する計画で、食品安全対策を先端技術で一層強化していく。
写真・情報提供:北京日報