
北京国家会議センター(画像提供:tuchong.com)
オリンピックパークの敷地内にあり、延床面積が53.4万平方メートルである北京国家会議センターは2008年オリンピック大会の各工事の中で延床面積が最も大きな1つです。簡素な外観とモダンな雰囲気を持つ北京国家会議センターは、まるで世界を結びつける橋のように、他のオリンピック施設とともに国際交流を促進しています。
2008年のパラリンピック開催時、北京国家会議センターはメディアセンターとして使われ、メディア関係者の宿泊先にもなっており、合わせて16000名の記者と6500名カメラマンがここに泊まりました。
オリンピック終了後、北京国家会議センターの一部のエリアの改築工事が行われました。展示会、コンベンション、レストラン、オフィス、さまざまな活動の要求を満たすことができる施設に変身しました。
北京国家会議センターの主体部分のデザインは中国伝統建築における「軒」と「拱橋」を取り入れました。正面から見ると、建物の隅棟の末の部分はやや上に伸ばしているように見えます。これは中国伝統建築の軒に擬えたのです。そして、軒先は拱橋のような弧線の形をしています。これは、美しさを求めるためのみならず、雨水の効果的な再利用も考案したデザインです。
2008年以降、北京国家会議センターは世界一流の国家会議センターとして再オープンしました。ゴミ回収システムや新風システム、雨水収集設備を装備し、最新の建築技術を取り入れることにより、中国では模範的なグリーン施設となっています。利用者により便利、より安全なサービスを提供しています。
北京国家会議センターには100の大小さまざまな会議室があり、会議施設は基本的に揃っています。そのうち、最大の会議室は6400平方メートルであり、6000人を収容することができます。宴会ホールは4860平方メートルであり、3000人を収容することができます。中国一、アジア一、世界をリードする総合的な施設として、北京国家会議センターは世界中から集まった来賓の方々をおもてなしします。