百花山
北京百花山は主に百花山主峰、高山草地、望海楼などの観光資源のことを示す。百花山の主峰は海抜1991メートルにもおよび、「華北の自然動植物園」とも呼ばれる。高等植物1292種を有し、その数は北京市の植物総数の61.8%を占める。百花山ブドウ(北京市唯一の国家一級保護植物)や野生大豆などの国家重点植物10種、陸生脊椎動物271種を有し、コウノトリやイヌワシ(国家級保護動物)など45種の野生動物を含む。
夏になると、百花山ではツツジやツバキが咲き、避暑やハイキングに人気の観光地である。
所在地:北京市門頭溝区と房山区の交差点
南石洋大峽谷森林公園
永定河のほとり、万里の長城のふもと、太湖山脈の北京西山に位置する南石洋大峡谷森林公園は、主峰海抜が1580メートル、峡谷が全長20キロメートル以上である。峡谷、奇峰、断崖が雄大、奇妙、危険、奥深いといった独特の景観を形成しており、観光と写真、科学収集と山岳トレッキングが一体となった観光地である。
曲がりくねった自然渓谷の景観道路を歩くと、観光客は栖霞谷、逍遥谷など20余りの美しい景観を堪能することができる。公園内にはサービスエリア、レセプションエリア、リゾートエリア、自然保護エリアなどがあり、観光客のさまざまなニーズに対応している。
所在地:北京市門頭溝区雁翅鎮馬套村西側200メートル
双龍峡風景区
双龍峡風景区は北京市の西に位置する門頭溝斎堂鎮火村から南に2.5キロメートル、北京市の都心から78キロメートルのところにある。春にはトレッキングやハイキング、散策に適する。夏になると「小九寨」と呼ばれ、山一面に花が咲き誇る。秋には紅葉、冬には氷河の滝が有名だ。
双龍峡風景区では小さな森林ミニ列車に乗車することができ、それは他の観光地で味わえない体験だ。
所在地:北京市門頭溝区斎堂鎮火村南
龍慶峡風景区・鳳冠島
龍慶峡風景区は延慶区古城村の北西に位置し、ここで南方景観の秀麗さと北方景観の雄大さを一回で体験できる。鳳冠島は龍慶峡風景区の水路における象徴的な景観である。三方を水に囲まれ、一方を山に囲まれたこの島は半島状に表現され、全体から見ると羽の生えた鳳冠帽のように見える。
所在地:北京市延慶区旧県鎮古城村北
野鴨湖国家湿地公園
野鴨湖国家湿地公園は延慶区の北西部、世界文化遺産である八達嶺長城のふもとに位置し、国家AAAA級観光地、国家級湿地公園・自然保護区に指定されている。野鴨湖国家湿地公園は50年以上の開発期間を経て、動植物資源が豊富で、生物多様性と安定性が高い湿地生態系を形成し、北京周辺はもちろん、中国北部でも重要な鳥類生息地の一つとなっている。
現在、保護区の総面積が6873ヘクタール、うち湿地面積が3939ヘクタール、北京市で唯一の湿地鳥類自然保護区である。統計によると、野鴨湖湿地に生息する鳥類の総数は390種、そのうち国家一級保護動物22種、国家二級保護動物73種を含む。また、高等植物420種、魚類40種、両生類5種、獣類10種、昆虫類182種などを含むため中国北部の重要な鳥類生息地となり、東アジア・オーストララシア間の国際的な鳥類の移動経路には欠かせない場所となっている。
野鴨湖国家湿地公園は地球の腎臓であり、鳥の楽園、昆虫の楽園でもあり、人と自然が調和して共存する「故郷」なのである。
所在地:北京市延慶区康荘鎮劉浩営村西
雁栖島
懐柔区北部の燕山のふもとに位置する雁栖島は主に北京雁栖湖国際会議センター、雁栖ホテル、雁栖塔および12棟の国賓別荘で構成されている。
北西が高く、南東が低いという地形のため、全体のレイアウトは皇室園林の中心軸の概念を採用している。雁栖島における12棟の別荘はこの設計理念を体現しており、それぞれ中国文化の真髄である「和而不同(和して同ぜず)」を設計理念とし、水榭平台(水辺のあずまや)や水院空間などを取り入れ、具体的な特徴やスタイルが別荘群に示される。
美しい景色、そして過ごしやすい気候が魅力の雁栖島は、登山、サイクリング、親子散歩、ハイキングや観光を目的とした多くの観光客を惹きつけ、休暇やレジャーに最適な場所なのである。
所在地:北京市懐柔区懐北鎮雁水路3号