国子監[tuchong.comより]
東城区は、西城区と共に「首都機能核心区」の一端を担う区域です。17の街道事務所、177のコミュニティを管轄しており、管轄区域の面積は41.84平方キロメートルです。暫定的な計算によると、2023年に東城区の地域総生産額は前年同期比で約5%増加し、区の一般公共予算収入は同8.4%増の200億5000万元に達し、住民一人当たりの可処分所得は同4.5%前後増加し、1万元当たりの地域総生産に関わるエネルギー消費量は約2%減少しました。
元・明・清の三王朝の中心地である東城区は首都である北京の中軸線の東側に位置し、700年に渡る長い歴史を持っています。同区には、故宮・天壇・玉河古道(東城段)の三つの世界遺産があります。永定門から鐘鼓楼までの7.8キロメートルの中軸線は同区を南北に貫き、天壇と地壇とが互いに照り映え、胡同(横町)や四合院などの歴史文化遺産が最も密集しているエリアです。
東城区は故宮・天壇・雍和宮・孔子廟・国子監・地壇・明城墻・前門箭楼・永定門城楼をはじめとする皇室・仏教・儒学・国学・会館などの多元的な要素を混ぜあわせる有形文化財と、景泰藍技芸・雕漆技芸などの多くの無形文化財を溶けあわせ、古都北京の皇城文化と民俗文化を集約的に体現しているエリアです。