
玉渡山[tuchong.comより]
北京市の北西部に位置する延慶区は、冬は寒く夏は涼しく、北京の「夏の都」と呼ばれています。総面積は1995平方キロメートル、平均標高は500メートル以上で、同区に位置する「北京で2番目に高い山」海陀山の主峰は標高2241メートルです。
延慶区は11の鎮、4の郷、3の街道(エリア)事務所を管轄しており、2024年末時点の常住人口は34.2万人、同年の地域総生産額は252万9604元に達しました。
「首都生態涵養発展区」に指定されて以降、「全国緑化模範県」「国家森林都市」などの栄誉称号を相次いで獲得し、北京のグリーンカーテンや庭園のような存在としても位置づけられています。そのため、住環境にも優れています。森林被覆率は61.8%に達し、区内のPM2.5年間平均濃度は27マイクログラム/立方メートルとなり、北京市では初めて「中国天然酸素バー」の称号を獲得しました。区内には、敷地面積約6000ムー(約400ヘクタール)、水面面積5000ムー(約333ヘクタール)を有する北京最大の水上公園、嬀水公園があります。
延慶区では2019年に北京世界園芸博覧会が開催され、2022年には北京冬季オリンピック・パラリンピックの一部試合が行われました。現在は冬季オリンピック・レガシーを持続的に活用し、氷雪観光やウインタースポーツの育成といった産業を大いに発展させ、地域経済の質の高い発展を推進し、ポストオリンピック時代の新たな章を書き続けています。