北京市民族宗教事務委員会の主な職責は以下の通りである。

一 本市の民族・宗教問題を調査・研究し、関連の地方性法規草案・政府規定草案を起草し、民族・宗教に関する政策提案を提出する。

二 本市の民族・宗教政策の実施状況を監督・督促・検査する。民族・宗教に関連する法律法規・政策を宣伝・普及する。

三 本市の民族経済・文化・教育等に関する特別計画の作成に参画する。関係部門に協力して民族事業の発展を推進する。関係部門に協力し、重大な民族文化・スポーツイベントの開催を引き受ける。関係部門に協力して少数民族関連古籍の整理を行う。

四 民族団結進歩・促進活動を展開する。法律に基づき、少数民族の公民の合法的権益を守り、各民族間の協調関係を促進する。少数民族及び宗教界の代表者と連絡を取り合う。本市の関係部門に協力し、民族事務に関する職責を履行して、民族事務サービス体系を構築する。

五 関係部門に協力し、本市の民族農村経済・ハラール食品業界・民族特需商品指定生産企業の発展を推進する。農村民族経済・ハラール食品業界の発展状況を分析・研究する。

六 法律に基づき、本市の宗教事務を管理し、公民の宗教信仰の自由及び正常的な宗教活動を確保する。宗教界の合法的な権益を確保する。各宗教を中国化の方向へと導く。宗教界人士及び信者に、経済社会の発展にとって積極的な役割を発揮させる。

七 本市の宗教団体が法律・規章に従って活動を展開するよう指導する。宗教団体が自身の建設を強化することを支持する。宗教団体による宗教学校の創設を指導する。宗教に関連する外事業務を担当する。

八 民族・宗教事務を担当する幹部を育成する。関係部門に協力して、少数民族の幹部の育成・選抜・任用する。関係部門に協力し、民族・宗教に関連する突発事態に対応する。

九 市委員会・市政府に委託される他の任務を完遂する。